A Legacy Deck To Play In New Orleans
Gerard Fabiano
10/25
http://www.starcitygames.com/article/25086_A-Legacy-Deck-To-Play-In-New-Orleans.html

Creatures (14)
3 Dark Confidant
4 Delver of Secrets
2 Scavenging Ooze
2 Snapcaster Mage
3 Tarmogoyf

Planeswalkers (3)
3 Jace, the Mind Sculptor

Lands (21)
1 Forest
1 Island
1 Swamp
2 Bayou
3 Misty Rainforest
4 Polluted Delta
2 Tropical Island
2 Underground Sea
1 Verdant Catacombs
4 Wasteland

Spells (22)
1 Sylvan Library
4 Abrupt Decay
4 Brainstorm
4 Daze
2 Spell Pierce
2 Hymn to Tourach
2 Inquisition of Kozilek
1 Maelstrom Pulse
2 Thoughtseize

Sideboard
1 Tormod’s Crypt
2 Pernicious Deed
1 Sylvan Library
2 Blue Elemental Blast
1 Darkblast
1 Diabolic Edict
1 Krosan Grip
2 Surgical Extraction
1 Umezawa’s Jitte
2 Vendilion Clique
1 Life from the Loam



この記事では、カード選択とデッキの全体的な戦略について、できるだけシンプルに解説するつもりだ。このデッキに興味をひかれ、自分のプレイスタイルに合っていそうだと思うのなら、次のSCG OpenかInvitationalで使うことを勧める。

おおまかな戦略は、軽い手札破壊スペルと効率的な打消しスペルで相手の行動を妨害することだ。あっという間に大きく育つTarmogoyf、Ooze、Delverといった序盤のクリーチャーでビートダウンできる一方で、Snapcaster Mage、Dark Confidant、Jaceといったカードで大量のアドバンテージを獲得できる。
サイドボード後は、2枚目のSylvan LibraryやJitte、Pernicious Deedからもアドバンテージを得ることができる。JavierはDeathrite Shamanがこのデッキにピッタリだと言っていて、試してみる必要はあるが、もしこのデッキに合うとしたらShamanもアドバンテージをもたらしてくれる上に、このカードはとても堅実なユーティリティクリーチャーでもある。
総合的には、このデッキに採用するカードは軽くて、高効率で、強力で、そしてテンポ志向のものが望ましい。

まず最初に、このデッキにどういったクリーチャーがどうして採用されているのか解説していこう。




クリーチャースペル
3 Dark Confidant
3枚しか採用しないことに違和感があるかもねしれないが、Sylvan Libraryが4枚目のConfidantとして機能する。しかもSylvan Libraryは、BoltやPlowsharesやPathといった軽い除去スペルで排除されず、ライフが少なくなった場合にはライフを支払わないという選択肢があるConfidantだ。
手札破壊スペルで相手の手札を丸裸にしてからDark Confidantを着地させてトップデッキ合戦に臨めるため、このデッキのConfidantはとても強力だ。
このデッキに入っているカードの大部分は1マナか2マナで、3マナ4マナのカードはほんの一握りであるため「ボブ死」を恐れる必要はない。それに、4枚のBrainstormとSylvan Libraryでライブラリーのトップをコントロールでき、Scavenging Oozeとサイドボード後のJitteでライフをコントロールできる。
Burnデッキ相手にはDark Confidantをサイドアウトし、代わりに有効なBlue Elemental BlastやJitteをインすることができる。

4 Delver of Secrets
Delverはレガシーで最高のクリーチャーのうちの1つで、Brainstormが4枚入っている上に1/3がインスタントとソーサリーで構成されているデッキには、4枚のDelverがしっくりくる。ほぼ全てのマッチアップで1ターン目にプレイしたいカードはDelverだし、最もダメージを稼いでくれるのもDelverだろう。
しかしRUG Delverとのマッチアップでは、自分のDelverを相手のDelverやMongooseと相討ちにさせる必要がある。このマッチアップでは、序盤にダメージを受けずに消耗戦に持ち込むのが望むゲームプランだ。単純な話で、このデッキにはゲーム終盤をコントロールするScavenging OozeとJaceという、相手には対処不能なカードが入っているからだ。

2 Scavenging Ooze
Dark Confidant、Sylvan Library、Thoughtseize、フェッチランドといったカードによってライフを失うこのデッキでは、ライフを得ることは極めて重要で、そのためにOozeはとても大切だ。さらにOozeは、とても大きなサイズになるし、墓地に依存したデッキ相手に1ゲーム目から回答手段を持つという点でも重要だ。

2 Snapcaster Mage
Snapcasterはとても強力なカードで、軽いインスタントやソーサリーを大量に含むデッキにはとてもうまく収まるが、マナカーブが高くなりすぎるため2枚に抑えることにした。たった2マナと思うかもしれないが、このカードを最大限に活かすためには手札破壊スペルか除去スペルかBrainstormをフラッシュバックする必要があり、つまり追加の1~3マナが必要になる。そういった理由で、このデッキには2枚が適正だろう。

3 Tarmgoyf
4枚入れたいが、デッキはすでに2マナのカードであふれている。そしてそのどれにも特別な役割があり、減らすことができない。このデッキのTarmogoyfはすぐに巨大になり、Delverと併せてゲームを速やかに終わらせてくれる。3枚より少ない枚数で使うことには同意できないし、どうしても4枚目を入れたいのであれば、4枚目を入れても素晴らしい働きをするだろう。




除去スペル
1 Maelstrom Pulse
Jaceに対処できる単体除去は重要なので、Decayに加えてこの万能除去を採用した。

4 Abrupt Decay
デッキに加えられた最新のカードで、とても素晴らしい。レガシーはほとんどが1マナ2マナ3マナのスペルで構成されたフォーマットで、ほぼ全てのパーマネントをインスタント速度で対処できるのは素晴らしい。
打ち消されないという部分について触れただろうか?Counterbalanceにロックされることはなくなったし、Ghastly DemiseやSmotherといった用途の狭いカードを採用することもなくなった。その代わりに、大部分のデッキに対して素晴らしい働きをする非常に汎用的なカードを使うことができる。




打消しスペル・ドロースペル
1 Sylvan Library
除去スペルを無視できるというメリットを持った4枚目のDark Confidantであるということはすでに述べた。UW Controlとのマッチアップでは、彼らは1ゲーム目はこのカードにほぼ対処不可能であるため、このカードがとても活躍してくれる。このマッチアップでは最大限にライフを支払っていけるだろうし、他の攻撃的なデッキに対してはSensei’s Divining Topのような扱い方になるだろう。
Brainstormとの奇妙な相互作用については覚えておいた方が良い。自分のアップキープにBrainstormをキャストしたい場合には、ジャッジを呼んでどのカードがBrainstormでライブラリーに戻されどのカードがSylvan Libraryで戻すかどうか選べるカードとして手札に残っているのか、確認していてもらう必要がある。この相互作用については、トーナメントの前にジャッジに確認しておいてもいいかもしれない。

4 Brainstorm
このカードがレガシーの多くの青いデッキを支えており、このデッキも例外ではない。フェッチランドやDelverやDark Confidantからのダメージと相互作用があり、Snapcaster Mageの対象としても優れている。始めのころは、自分のBrainstormとも、こちらの手札破壊スペルに対する相手のBrainstormとも相互作用のある、Thought Scourを2枚入れていた。しかし、コントロールデッキが不人気になってきたことと、他のカードを入れるスペースが欲しくなったことから、Tought Scourは外されることになった。

4 Daze
このデッキはテンポ志向なのでDazeが非常に良く合うし、メインフェイズにタップアウトすることの多いこのデッキでは、代替コストもとても魅力的だ。手札破壊スペルとWastelandとDazeの組み合わせは、対戦相手がリソース不足に陥るために確定カウンターのように働くことも多い。ゲーム終盤のDazeはそれほど良くないが、それでもボードにいくらかの影響を及ぼすし、JaceかBrainstormでシャッフルしてしまえばいい。

2 Spell Pierce
コンボデッキや他のJaceデッキに対して強力だ。手札破壊スペルで情報を得ることで、どのタイミングでSpell Pierceを構えてどのタイミングでDazeに任せてタップアウトするのか判断することができる。
相手のBrainstormやこちらのクリーチャーへのLightning Boltを止められるため、他のテンポ志向デッキに対しても強力だ。打ち消しスペルに対してCavern of Soulsは問題となるため、Goblinsのようなデッキとのマッチアップでは、Spell PierceはDazeと共にサイドアウトされる。




プレインズウォーカー
3 Jace, the Mind Sculptor
このカードについては、これまでに語られていることに付け加えることは無い。Jaceは、このデッキがコントロールデッキを御したりクリーチャーデッキを減速させるための、他のカードとは異なる角度の手段を与えてくれる。
対戦相手の手札に攻撃を加えるならば、後続としてはJaceが最も優れている。このデッキがJaceを3枚しか入れていないのは、このカードが若干重いためと、すでに他のアドバンテージ獲得手段がデッキに数多く備えられているからだ。
Jaceがそれほど強くないマッチアップであっても、Jaceをサイドアウトすることは滅多にない。というのは、そういったマッチアップにおいてさえJaceはなお優れたカードだからだ。
消術能力は、相手が何を必要としていて何を必要としていないのか知ることができる手札破壊スペルと、とても相性が良い。




手札破壊スペル
2 Hymn to Tourach
このデッキにはForce of Willが無いため、手札破壊スペルが非常に、非常に重要だ。序盤の手札破壊スペルは、とても貴重な情報をもたらしてくれるし、序盤以降の手札破壊スペルは自分のゲームプランをはっきりしたものにしてくれる。
Hymnはスクラッチくじを削るの行為に似ているが、単なるスクラッチくじではない。Hymnで特定のカードを捨てされられなかったとしても、そういったカードはThoughtseizeで捨てさせることができるし、Hymnは対戦相手のリソースをつぶしながらカードアドバンテージをもたらしてくれる。
時として2枚の土地を当てて実質2ターンキルをやらかすこともある。Hymnはあらゆる手札破壊志向のデッキに必要とされる、総体的には非常に強力なカードだ。

手札破壊スペルで気を付けなければいけないのは、トップデッキ合戦になった場合には間違いなく弱いということで、そのためデッキに数多く入れすぎない方が良い。Snapcaster Mageは必要な場合に追加の手札破壊スペルとして扱うことができるため、とても有用だ。

2 Inquisition of Kozilek・2 Thoughtseize
基本的には同じ目的で、Thoughtseizeはより強力だがダメージには気を付ける必要がある。




土地カード
1 Forest
1 Island
1 Swamp
2 Bayou
3 Misty Rainforest
4 Polluted Delta
2 Tropical Island
2 Underground Sea
1 Verdant Catacombs
4 Wasteland
マナベースは、低いマナカーブやドローカードと組み合わされた21枚の土地という実直な構成だ。
相手のWastelandが非常に厳しい場合もあるが、基本土地が1枚ずつ入っているのでそれらをサーチすることで回避できる。
Ryanは22枚目の土地としてCreeping Tar Pitを採用していたが、メタゲームがもっとコントロール寄りにならない限りは必要を感じない。総じてこのマナベースを気に入っている。




サイドボード
1 Tormod’s Crypt
2 Pernicious Deed
1 Sylvan Library
2 Blue Elemental Blast
1 Darkblast
1 Diabolic Edict
1 Krosan Grip
1 Surgical Extraction
1 Umezawa’s Jitte
2 Vendilion Clique
1 Life from the Loam
サイドボードはとても面白いし、地域メタやレガシーのこれからのメタゲームの変化に合わせてサイドボードも変えることができる。
現時点では、RUG Delver、Esper Stoneblade、Maverick、Goblins、High Tide、Omni-Tell、Dredgeがトップデッキだ。BUG Delverのようなデッキを使う利点は、手札破壊スペルと打消しスペルと早いクロックががあるおかげでどんなデッキが相手でもゲームになり、絶対に勝てないデッキが存在しないことだ。
続いては、それぞれのマッチアップでどのカードが必要なのかという解説をしていこう。個人的には、その場その場で調整するようにしているため、完全なサイドボードプランは用意していない。

Dredge・Reanimator
2 Surgical Extraction・1 Tormod’s Crypt
これらのデッキに対するサイドボードは最小限しかないが、メインデッキに2枚のOozeがあり、サイドボードには他にも専用ではないが投入可能なカードがある。Dredge相手には2枚のPernicious Deed、Reanimator相手にはDiabolic Edictが入れられる。

Goblins
1 Umezawa7s Jitte・1 Darkblast・2 Blue Elemental Blast・2 Pernicious Deed
このマッチアップでは打ち消しスペルは弱く、6枚すべて抜いてボードをコントロールするカードと入れ替えることになる。Ringleaderを止めることはとても重要なので、手札破壊スペルは残しておく。
単体除去で抑え込んでおければ上出来だ。ゲームが自分のコントロールの外に溢れそうになった場合は、JitteとDeedが引き戻してくれる。

RUG Delver
1 Life from the Loam・2 Pernicious Deed・1 Diabolic Edict・1 Umezawa’s Jitte・1 Surgical Extraction
最も面白いマッチアップで、一番多く発生するマッチアップだろう。どのカードがいつ活躍するのか、テストプレイをして学んでおく必要がある。
目指すべきは、遅いゲームに持ち込むことだ。ダメージレースをするのではなく、1対1交換をする。手札破壊スペルはそれほど良くないため、Thoughtseizeは2枚とも外す。遅いゲームに持ち込むためDazeとThoughtseizeはどちらも弱いトップデッキなので、Dazeも抜く。サイドボード後は相手の緑マナを奪う。

Maverick
このマッチアップんじょ1ゲーム目は有利で、相手にはこちらのゲームプランを止めるためのカードが特にないため、サイドボード後はさらに有利となる。
Thaliaはこちらのデッキに対してそれほど強くないうえに簡単に処理することができ、Chokeもそれほど効果的ではない。Chokeが刺さるような場合であっても、4枚のAbrupt Decayで処理が可能だ。
このマッチアップもRUG Delverと同様にコントロール用のカードを増やす。JitteとDeedはどちらも強力で、相手のKnight of the Reliquaryがアンタップできた場合でもLoamによってWastelandロックから脱することができる。
全体としては、打ち消しスペルを抜いて除去カードを入れることになる。

Esper Stoneblade
手札破壊スペルと打ち消しスペルが相手にとってきついカードで、1ゲーム目は有利に戦うことができる。そして、相手のデッキはJace合戦で勝つ以外にはこちらのデッキに対して勝利の目が無い。こちらがJaceを3枚しかデッキに入れていないのに対して相手側がデッキに4枚のJaceを入れていたとしても、それほど不利ではない。手札破壊スペルで落とすこともできれば、場にクリーチャーを用意することでJaceを防御的に使うように強いることもできる。
相手は限られた勝利手段しか持たず、Jaceにヒットさせた場合にゲームが圧倒的有利に傾くため、このマッチアップでのSurgical Extractionは素晴らしい。Loamと追加のSylvan Libraryも入れる。

コンボデッキ
ほぼ全てのコンボデッキに対して有利だ。コンボの種類ごとに適切なサイドボードを行いさえすれば良い。例えば、High Tideが相手であればCandelabra of TawnosのためにAbrupt Decayを2枚残し、Omni-Tellが相手であれば対象が無いAbrupt Decayを全て抜く。どちらに対しても、手札破壊スペルと組み合わせることで確実な妨害手段となるSurgicalとVendilion Cliqueを入れる。さらに、Omni-Tellなどのいくつかのコンボ相手にはBlue Elemental Blastを入れることも忘れてはいけない。

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