Legacy Weapon - The Depth of Brainstorm
By Caleb Durward // 20 Mar, 2013
http://www.channelfireball.com/articles/legacy-weapon-the-depth-of-brainstorm/


Brainstormは奥が深い


間違った使い方が山ほどあるのがBrainstormというカードだ。レガシー初心者は、シャッフル手段を用意したりせずに、Brainstormをとりあえず1ターン目に使ってしまうかもしれない。こんなことをしてしまうのは、戻したカードの片方がそのまますぐ手札に戻ってくることで、Brainstormの効果が薄まってしまうということがわかっていないからだ。
彼らにとってインスタント・カードは、即ち対戦相手の終了時に使うべきもので、このカードをいつ使ってどれだけ役立てるかなんていうことは図ったりしない。
ひょっとすると、手札には欲しいカードばかりで戻したいカードが1枚もない時でさえ、Brainstormを使ってしまうかもしれない。それも、他にマナの使い道がある時でさえも。
もし君たちがBrainstormをこんな風に使っているとしても、怖がることは無い。持っておくべきスキルを磨くには、経験が必要だからね。

レガシーのベテランにはまた別の問題がある。Brainstormのセオリーを知っているが故に、そのガイドラインに忠実であろうとし過ぎるきらいがある。
良いプレイヤーはBrainstormのルールを知っているけれど、優れたプレイヤーはそのルールが当てはまらない場面を判断できる、っていうことを忘れないでいてほしい。

僕が一目置いているプレイヤーがひどいBrainstormの使い方をしてる時は、それはそれで当たり前のことなんだ。そういう時は大抵、使ったことのないアーキタイプを使っているとか、当たり前じゃない状況なんだからね。
コントロールデッキでこのカードの能力を引き出していたプレイヤーが、使うデッキをStormやTinFinsなんかのコンボに変えるなら、Brainstormの使い方も調整が必要だろうね。



己を知る

Brainstormは汎用性が高いカードで、いつどのように使うべきなのかは、そのデッキのタイプに大きく依存する。いくつか考察してみよう。


1:デッキにシャッフル手段がどれだけ入っているか
追加のシャッフル手段としてGreen Sun’s Zenith、Knight of Reliquary、Stoneforge Mysticを入れていたBantデッキを使っていたことがある。
こういったデッキだと、序盤にBrainstormを使う際にはマナを残しておきさえすれば、ほぼ毎回シャッフル手段を引き当てることができるんだ。序盤のBrainstormは、ゲームに影響する妨害手段やクロックを見つけてドローを安定させてくれる。

High Tideデッキも、Brainstormをさっさと適当に使ってしまって良いデッキだ。Merchant ScrollやPonderがある上に普通のフェッチランドセットがあり、Brainstorm用のシャッフル手段としてはどんな時でも最低だけどTime Spiralもある。
それに、このデッキは土地を置かなくちゃいけない。シャッフル手段を引けないリスクとコンボが間に合わないリスクを測ると、必要な時にキャントリップとしてBrainstormを使ってしまう方に軍配が上がるね。

ほとんどのBrainstormデッキでは、こうはいかない。Esper Bladeを例に挙げてみよう。Esper Bladeを使っているプレイヤーが、2枚目の土地を置けずに2ターン我慢してからBrainstormを使う場面を見たことがある。この我慢が実を結んで、Brainstormで引いた3枚目に土地が見つかった。思わず「おお」と声を漏らし、頭の中で拍手喝采したよ。

対戦相手の展開に対してどこまで我慢できるか、計算するのはとても難しい。平均的なレガシーのゲームでは、こちらが対処する必要のあるカードを対戦相手がプレイし、そしてそのカードへの回答を見つけ出す必要性の方が、見つからないリスクを軽減するために1・2ターン待つことよりも大きく優先されるんだ。
でもその一方で、対戦相手がプレイするクロックがDeathrite Shamanと1/2のTarmogoyfだけだったり、両者が受動的なカードばかりの手札で、お互いに危険なカードをプレイせずにドローゴーを続けるゲームも数多くある。

2:自分のデッキの「Critical Turn」
フォーマットごとの「Critical Turn」については以前に書いたことがあるけど、平均的なデッキがゲームに勝利するか、あるいはゲームの趨勢を決定づけるターンのことだ。
各デッキの「Critical Turn」はもっと具体的だ。フォーマットの「Critical Turn」をグラフとするなら、自分のデッキの「Critical Turn」はグラフ中の点にで表すことができる。
「Critical Turn」が問題になるのは、タイミングに関係するからだ。自分のデッキが2ターン目に勝つデッキなら、最高のカードを3ターン目にとっておくことは意味が無いよね。

平均的なデッキよりもはるかに遅い「Critical Tunr」のデッキもあって、こういったデッキはゲームを何ターンも長引かせようとする。
RUGデッキは、1ターン目から能動的なプレイをする必要があるけど、どこか特定のポイントでゲームを決定づけるわけではない。軽い妨害スペルとマナ否定の組み合わせが、ゲームのあらゆる段階に関与することを可能にしているんだ。
RUGはコブラのように一瞬で相手を仕留めるのではなく、リソースを削り取ることでニシキヘビのようにゆっくりと相手を締め上げていくんだ。

このデッキと比べてNic Fitは、最初の数ターンを準備や少々の妨害スペルのプレイに使った後で、3・4ターン目にPernicious Deedや他の優秀なスペルをプレイし、強大なスペルでゲームを決定づけようとする。
Nic FitのようなデッキのBrainstormやTopといったカードが、その後数ターンのセットアップを楽にしてくれて、そしてそれこそが、全てのマナを完璧に使い切る必要があるこういったデッキでは重要なため、こういったデッキのこういったカードがとても好きなんだ。

コントロールデッキにおいてのBrainstormは、無用な妨害スペルを有用なカードと交換するという必然的なアクションほど直接的には、「Critical Turn」には関与しない。


彼を知る

対戦相手がどんなデッキを使っているかは、キーになる2つの理由で重要だ。

1:Brainstormでライブラリーにどういったカードを戻すか、という点に影響する
コンボデッキが相手なら単体除去カードをシャッフルしてしまいたいし、Hymnデッキが相手ならForce of Willをシャッフルしてしまいたいし、除去デッキが相手なら除去されやすいクリーチャーはシャッフルしてしまいたい。
じゃあ、対戦相手が1ターン目に無個性なフェッチランドやデュアルランドを置いただけで「ゴー」と言ってきたら、Brainstormでどんなカードを戻せば良いんだい?

自分なら、情報が得られてからBrainstormを使う。全く見えていない手札に対してCabal Therapyを1ターン目に使うことが許されるのは、そのターンに相手を殺す予定の場合だけだっていうのに、いまだに多くのプレイヤーが1ターン目にこのカードを使ってしまう。
始めのたった2・3ターンから、Therapyでどのカードを指定すべきか、Brainstormでどのカードを戻すべきか、さらにはどのクリーチャーを展開してそれを守るためにリソースを注ぎ込むべきか、そういった情報を引き出すことができるんだ。

もちろん、この鉄則にも例外はたくさんある。シャッフルしてしまわないといけない余分な土地が山ほどあるかもしれない。展開するためのクリーチャーが必要かもしれない。どういったケースにせよ、プランを立てることが重要なんだ。プランが無ければ、評価を誤ってしまうだろう。

2:対戦相手の「Critical Turn」は、Brainstormをいつ使うか、という点に影響する
消耗戦になる中速デッキ同士のミラーマッチでは、残ったカードにわずかな価値も見い出せなくなる最後の最後まで、Brainstormを取っておきたいね。
2ターンでゲームを終わらせるデッキが相手なら、Brainstormを使う時まで生きていられるかさえも定かじゃない。優れたカードを手札に残したまま死んでしまうなんてことは、何かが間違っているということを示す、この上もなく確かな証だろうね。

チームメイトがReanimatorデッキを相手に後手で開始した3ゲーム目のことを覚えている。彼はマリガンして、3枚のBrainstorm、Snapcaster Mage、2枚の土地(これまで見た中で最悪の手札ってわけじゃない)をキープした。
まずかったのは、対戦相手が最初の2ターンをキャントリップスペルを使うだけで終わらせたのに、チームメイトはBrainstormと同時にフェッチランドを起動できる状況になるまでBrainstormを使わなかったってことなんだ。
対戦相手が3ターン目にコンボに入り、チームメイトはForce of Willを探して2回Brainstormを試みたけど、Dazeに敗れてしまった。これはまずいよね。

彼がBrainstormの効果をそんなに欲張っていなければ、そして差し迫った危険をもっと意識していれば、そのゲームは勝ててたと思う。
1ターン目にもBrainstormを使っていれば、別の妨害手段を見つけられたかもしれないし、相手がDazeを構えていても通せたかもしれない。
こんなケースでは、手札に残っている追加のBrainstormは貴重でも何でもなく、彼は手札にSnapcaster Mageも持っていたわけだからね。

これまでに何度も、「決して1ターン目にBrainstormしてはいけない」とお題目のように言われて訝しく思ってきた。
じゃあ、例外を並べておこう。Thoughtseizeにスタックする場合、2ターン目にそのターン中に勝つためのカードを探す場合、1枚しかない土地がWastelandされた場合、対戦相手がこのターンに殺そうと仕掛けてきて回答が必要な場合、などだね。


いつ3枚引くのか

何が重要なのかを学ぶために、Brainstormをキャストするシーンがそれほど盛り込まれていないこのパートを用意しておいた。
例えばRUGデッキを使っているとしようか。相手が何のデッキを使っているかわからず、自分が後手、こんな手札をキープしたとする。

Brainstorm、Ponder、Ponder、Nimble Mongose、フェッチ、フェッチ、Daze

対戦相手はフェッチでSwampをサーチ、Deathrite Shamanを出してターンエンド。自分のドローステップに3枚目のフェッチを引いた。最初の決断は、フェッチでサーチすべき土地だ。少しだけ考えてみようか。

良いかな?ステップ1は何が重要なのかを知ることで、Delverですぐに決着をつけられる手札じゃない今回は、Deathrite Shamanに対処しなければゲームの流れは相手が掴むことになる。
となれば、ここですべきはキャントリップでバーンスペルを探しに行くことだ。1ターン目のPonderで見つからなければ、2ターン目にもPonderを使う必要がある。

その後の数ターンのために、ここはTropical Islandがベストだろう。Nimble Mongooseをキャスト可能なばかりでなく、2ターン目にもキャントリップのキャストが必要かもしれず、そしてそのターンにフェッチする必要があるのはVolcanic Islandだからだ。
手札に3枚目のフェッチがあるとは言え、この3枚目はBrainstormで戻してしまいたいので、Volcanic Islandを2枚並べるなんて間抜けなことになっちゃいけない。

そういったわけでTropical IslandをフェッチしてPonderを使い、DazeとForce of WillとWastelandがめくれて即座にシャッフル(シャッフル後に引いたのはWasteland)。

2ターン目に対戦相手はForestをフェッチしてTarmogoyfをプレイし、Deathrite Shamanで1点アタック。

こちらのドローは不要なDazeだったため、ここでBrainstormを使い、引いたのはDelver of Secrets、Lightning Bolt、Tarmogoyf。
今のボードの状況からするとWasteladはシャッフルしてしまいたいし、Jundデッキとの対戦では「ほぼ確実にLightning Boltされる」栄誉に輝くDelver of Secretsは価値が疑わしく、ライブラリーに押し込むのはこの2枚だ。

ここでDeathrite Shamanがアンタップする前に処理することができ、さらにこのマッチアップで欲しいTarmogoyfも展開することができる。
この後は、同じカードを探すために同じようにキャントリップスペルを使っていく。
もしもプランが無かったり、あるいは何が重要か理解していなかったとしたら、1ターン目に正しい土地をフェッチすることさえできなかったかもしれないね。でも実際にはプランもあり理解もしているため、このフォーマットで最も複雑なカードの1つであるBrainstormでさえ、このように比較的容易に使いこなすことができる。

どのカードに価値があってどのカードに価値が無いのか、というような単純なカードの評価であれば、自分のデッキをよく理解することですでに成されていると言って良い。
こういった知識が無くしてはどんなカードであっても正しくプレイ出来はしないだろうし、ましてBrainstormであればなおさらだ。


Brainstormの多面性
この部分はすでに強調しておいたけど、でもプレイヤーたちが混乱してしまう原因は、Brainstormというカードが使われるデッキごとに違った使い方をされることにある。

ヴィンテージでBrainstormが禁止されて、とても驚いたのを覚えているよ。その時自分はFishデッキでBrainstormを使っていて、ゴミ束のようなデッキで何とかゲームとしての体裁を保つために、Brainstormが一役買っていた。FishデッキのBrainstormは、とてもフェアなカードだったんだ。でも、Brainstormをコンボデッキで使った場合には、完全に違うカードのように機能するってことがわかっていなかったんだ。

Brainstormのそれぞれのモードを挙げておこう。


伝統的なBrainstorm
ゲームが長引いて、お互いのプレイヤーがリソースをほぼ全て使い切ってしまったような場合。
抜け目がないプレイヤーであれば、Brainstormで戻すための土地を手札に抱えておくだけでなく、Brainstorm自体も最後の最後まで取っておくだろうね。Brainstormで戻したトップをそのまま引くようなことがなければ、このカードが勝利をもたらしてくれることがわかってる。手札に取っておけば、このカードは古の最高ドロースペルを模倣した単なるキャントリップなんてもんじゃない。


TinFinでのBrainstorm
1ターン目に多くのマナを産み出し、リアニメーションスペルさえ引ければこのターン中に相手を殺せる場合。
Brainstormでリアニメーションスペルが見えなかったとしても、次のターンに勝利を狙えるという優位にある。ここでBrainstormを使ってしまうべきだ。シャッフルする手段が用意できていないとしても、この場で勝つことができれば、それはとてつもなく大量の擬似カードアドバンテージを得られたってことなんだ。

TinFinが他のコンボデッキと比べて特別なのは、自分のアップキープに使えるEntombというシャッフル手段を持っているからだけど、そういったシャッフル手段を持たないコンボデッキの多くも、1ターン目にBrainstormを使うだろうね。

Belcherデッキを除けば1ターンキル確率がこのフォーマットで最も高いこのデッキでさえ、良い捲れ方を祈って1ターン目にBrainstormを使うことが毎回正しいというわけじゃない。時として、サイドボード後であれば特に、辛抱強く手札破壊スペルを探し(Surgical Extractionを想定した場合とかね)、2枚目の土地を置けるまで待つこともあるだろうね。


ストーム回数としてのBrainstorm
自分の手札には土地がたくさんあり、序盤に使ったDuressで相手の手札が打ち消しスペルであふれていた場合。

ゆったり腰かけ、楽に構え、手札の土地が無くなるまで場に出していこう。自分の手札が8枚になったら、貯めておいたキャントリップを一気に使い、Tendrils of Agonyが致死になるまでストームを貯めるんだ。


調整としてのBrainstorm
この場合、自分の手札は関係なく、ライブラリーのトップを調整することが目的だ。簡単なGobling Guideの誘発能力スタックや、複雑な2ターン目の相手のプレイを予測してCounterbalanceで捲るための積み込みなどがある。

より頻繁に使われる「調整」には、Delver of Secretsのためにアップキープ中に使われるBrainstormがあり、このBrainstormは勝利をもたらしてくれる。
自分はこの使い方を滅多にしない。2枚のカードが初手にある確率は15%程度だし、元々このデッキではDelverが裏になる確率は高く、結局このクリーチャーは除去されやすいしね。そして、Brainstormをより価値の高い使い方をすることで、ゲームに対して大きなインパクトを与えることができるからね。
シャッフルするための手段を場に用意してあったとしても、他のことにマナを使う必要があるんだったら、Delverの誘発能力を無料の占術として利用してBrainstormを温存した方が良いね。

古いバージョンの「調整」Brainstormには、Counterbalanceの誘発能力に合わせて使う必要があって手札にBrainstormを温存しておく、というプレイがあった。
一段上のレベルになると、後で必要になるマナコストのカード(Show and Tellに対する3マナのカードなど)を温存するプレイも含まれる。

以前にElvesデッキとの対戦で相手が序盤にElvish Archdruidをサーチして、こちらがThrun, the Last Trollを構える前に深刻なダメージを負わされそうだった。
自分はちょっとばかり狂ったBUG Countertopデッキを使っていて、このデッキにはメインに数枚のNihil Spellbombと1枚のLotus Petalが入ってた。これらは、自分を嫌っている友人たちが嫌がらせに黙って入れたカードだった。

とにかく、2枚ある除去のうち1枚を既に使ってしまっていて、残りの1枚を引くことは期待していなかった。これはサイドボード後のゲームで、デッキには3枚のSubmergeを入れていた。
プランを練り、Eternal Witnessを引いた時にこのカードをプレイせずに手札に残し、そしてついにSubmergeを引き、相手がElvish Archdruidをもう一度キャストしようとした時に、BrainstormでEternal Witnessをトップに戻してElvish Archdruidを追放することに成功した。

同じようなテクニックを、別のテストプレイでもやったことがある。相手のデッキはOmniscieceで、こちらは場にCounterbalance、手札にCounterspell、Brainstorm、Force of Willがあった。相手がコンボをスタートした時、Show and Tellに対してCounterspellを使い、相手のForce of Willに対してBrainstormでForce of Willを積み込み、カードアドバンテージを失うことなく対処したんだ。そしてより重要なのは、ここでForce of Willを温存できたおかげで、相手が次に仕掛ける時に備えられたっていうことだね。


Tutorしたカードを戻すBrainstorm
Brainstormのライブラリーにカードを戻すという部分が、Infernal Tutor、Green Sun’s Zenith(Dryad Arbor)、Stoneforge Mysticといった特定のTutorと組み合わせた時にとても役に立つ。

1ヶ月かそこら前に、StoneforgeバージョンのMiraclesデッキを相手にHelmバージョンのMiraclesデッキを試していた時の話をしよう。
Stoneforgeは別に一番好きなカードってわけじゃないけど、それでもこのカードを引くのは楽しいもんだね。1ゲーム目に1枚しか入ってないBatterskullを2回もBrainstormでライブラリーに戻した。どちらもそのBatterskullをサーチするために。Stoneforgeでシャッフルできるのが良いよね。

RUGデッキでは、サーチできる土地が残ってないのにフェッチランドを引き続けたゲームが何度もあった。Dazeで土地を戻してからBrainstormでライブラリーに戻すことで、フェッチランド(どちらにせよBrainstorm後のシャッフル手段としては必要だった)から最後の一滴まで搾り取ることができた。
このうちの1回は、他のVolcanic Islandが全てWastelandで破壊された後で、相手のターンに追加の赤マナを出すためにこのテクニックを使った。


防御としてのBrainstorm
Brainstormで手札をライブラリーのトップに隠すことで、手札破壊やVendilion Cliqueから守ることができる。

あらゆるBrainstormテクニックと同じく、これも使われ過ぎているね。場合によっては、今重要なカードを守るよりも、Brainstormを後で使えることの方が重要な時だってある。

このモードは、シャッフル手段が見えている時が一番弱い。わかっているプレイヤーなら、フェッチランドに対してWastelandを使ってくるかもしれない。
Show and Tellデッキであれば、賢い相手はEmrakulを捨てさせることで画したカードをシャッフルさせてしまうだろうし、Blue Nic Fitデッキであれば、相手はVeteran Explorerを殺そうとするだろうね。


青いカードとしてのBrainstorm
誰かがForce of Willのために青いカードを探してBrainstormするのを見ると、叫びたくなるね。
この行動が正当化されるのは、Force of Willで打ち消したいスペルがそれほど重要ではない場合に限られるんだ。
Force of Willするかさもなくば死ね、と言われたら、仕方なくBrainstormをコストにしてForce of Willをキャストするしかない。
序盤に青いカード(Brainstormとかね)を温存するのは正しいため、あるカードを通すことができるというのはとても重要なんだ。
Force of Willのディスアドバンテージを前もって理解しておくことは、マジックプレイヤーとして行う勘定の中でも最困難に類されるだろうね。
自分の場合、RUGデッキで序盤にDelver of Secretsをプレイした場合に、定期的についやっちゃうのは数少ないミスプレイの1つだってわかってるんだよね。

さて、この記事はこれで終わりだけど、君のお気に入りのBrainstorm話を聞かせてくれないかな?あるいは、君や君の友人がBrainstormでわけがわからなくなってしまった時の話を。

Caleb Durward

コメント

にし
2013年3月24日1:28

素晴らしい記事翻訳ありがとうございます。
いつも楽しく読ませていただいています。

rain
2013年3月24日23:50

ありがとうございます。こうして反応があると、励みになります。

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