Liga La Cabala Bar Torneo2
Date: 19. Dec 2009
Number of Players: 31
Place: 7th
Fatt Deck by Pedro Juan Fajardo
1 Phyrexian Dreadnought
3 Rhox War Monk
4 Tarmogoyf
1 Trinket Mage
1 Trygon Predator
4 Brainstorm
3 Daze
4 Force of Will
3 Spell Snare
4 Stifle
4 Swords to Plowshares
4 Counterbalance
1 Engineered Explosives
3 Sensei’s Divining Top
1 Flooded Strand
2 Island
4 Polluted Delta
3 Tropical Island
3 Tundra
4 Wasteland

Sideboard
2 Sower of Temptation
1 Blue Elemental Blast
1 Hydroblast
3 Krosan Grip
2 Path to Exile
3 Spell Pierce
3 Tormod’s Crypt

もみ消し大好きな自分の好みのデッキ。31人参加の大会で7位。メインの枚数が57だったので、恐らくFlooded Strandが1ではなく4。
メインは森を1枚足したいけど、完全コピーで使うまであります。ただ、部族デッキはどうするんだろう。


Deck Checkでチラホラ見かける悪斬スタックスは、自分では絶対使わないだろうけど、ZooとCTG多いなら強そうな気がします。
ILCに参加するつもりで休みにしておいたんですが、忘年会で朝まで徹夜でカードゲーム・ボードゲーム三昧。

来年も月1ぐらいで大会に出たいところ。

レーティングを調べてみました。
Constructed 1764
Eternal 1645
Limited 1821
Pro Points Lifetime 2
Team Limited 1612
Total 1787

Eternalは47 matches 10 events。参加イベントを増やしたいですね。
The Sourceのトーナメントリポート板http://www.mtgthesource.com/forums/showthread.php?t=15858より。
Barcelonaの側、Badalonaで定期的に開催されているLiga Catalana de Legacy。そこのインビテーショナルイベント、30名参加のスイスラウンド5回戦+トップ8。
優勝したのはEnric LuzánのSurvival Bant。

リストはこちら
4 Noble Hierarch
4 Tarmogoyf
3 Rhox War Monk
2 Qasali Pridemage
1 Trygon Predator
1 Vendilion Clique
1 Kitchen Finks
1 Wonder
1 Squee, Goblin Nabob

4 Survival of the Fittest
4 Force of Will
4 Brainstorm
4 Daze
4 Swords to Plowshares
3 Ponder

1 Tundra
4 Tropical Island
2 Savannah
2 Forest
1 Island
1 Plains
4 Misty Rainforest
2 Windswept Heath
2 Flooded Strand

Sideboard

4 Ethersworn Canonist
2 Krosan Grip
2 Blue Elemental Blast
1 Hydroblast
1 Umezawa’s Jitte
1 Loaming Shaman
3 Natural Order
1 Progenitus

サイドボーディングは-4 Survival of the Fittest -1 Squee -1 Wonderで+3 Natural Order +1 Progenitusあと+2 何かだそうです。
確かに、1本目を取ったら針やグリップやレリックやトーモッドをサイドインした相手にOrder→Pro→どや顔の3HIT COMBOでKO勝ちできそうです。

メインで対応力の高いデッキがサイドで相手の戦略と軸をずらして積極的に勝ちに行くこういうサイドボードは結構好きです。

SCGから翻訳

2009年12月16日 レガシー
St. Louisで開催されたStarCityGames.com $10,000 Open tournamentsの結果を受けての記事

Legacy’s Allure - Loaming in St. Louis
Doug Linn

St. Louis Legacy tournamentの話は、まずこのカード、Life from the Loamから始めよう。


帰って来たアグロローム

Life from the Loamはとても面白いカードで、土地以外のカードを引くために使えるなら、ドローエンジンとして機能する。オンスロートのサイクリングランドやWastelandのようなユーティリティーカードと一緒に使うだけでいい。
また、Loamはレガシーフォーマットに存在する、墓地に関わるいくつかのクリーチャー、Knight of the ReliquaryやTerravoreと相性が抜群だ。
Sesmic Assaultとも良く機能し、対戦相手に叩きつける土地をドローステップの度に最低でも3枚ずつ供給してくれる。
サイクリングランドは、Loamを発掘できるし、サイクリングしたランドを回収することも出来るし、発掘能力自体がAssaultのためのさらなる土地を供給してくれる。

レガシーフォーマットにおいて、アグロロームが登場し、人気が無くなるまでを目の当たりにしてきた。しばらくの間Devastating Dreams入りのアグロロームは、その当時Deck to BeatだったゴブリンデッキをDevastating Dreamsでゲームオーバーにすることが出来たため、残忍なまでに目覚しい成果を挙げていた。
ゴブリンは驚くほどマナを要求するデッキで、土地と攻撃陣を揃えるまでに何ターンも要する。
その間に、Loam側は血に餓えたTerravoreを、多大なダメージを通すために突っ込ませることができる。
このデッキがメタゲームから押しのけられてしまったのは、エクステンデッドから発生したCounterbalanceとの激闘に完全に敗れてしまったためだ。
TopがあってライブラリトップにDazeがあれば、Loam側のほぼ全てのカードをカウンターできるのだ。Counterbalance側は、ソフトロックから漏れるわずかなカードのために除去とカウンターを握って座っているだけで良い。

Counterbalanceが、特に上位卓でで減少したことで、アグロロームが好結果を残したことは驚くべきことではない。確かに、トップ8に2人も残るとは予想できなかったが、別段異常なことでもない。全てが正しく運び、Loamが自らのマナベースに敗北しなければ、Loamデッキはさながら機械のようだ。このデッキはLife from the LoamとDark Confidantという2つのドローエンジンを有し、Chalice of the Voidという妨害手段を持ち、マナを要求するデッキ相手にはWastelandを再利用でき、クリーチャーは1体でゲームを決着させることができる。

Brian BossとPat McGregorはアグロロームデッキの残りのカードをそれぞれ異なる方向で構築した。
McGregorのデッキはエクステンデッド時代のデッキを踏襲し、Countryside CrusherやMaelstrom Pulseのスロットのために多くのユーティリティーカードを削ぎ落としたシンプルなリストだ。このデッキは全てのゲームで同じゲームプランを遂行することができ、そのために余分なカードが十分に削ぎ落とされているので、このデッキのほうが私の好みだ。
Brianのデッキはレガシーで良く見られる構成で、Devastating DreamsとBurning Wishの両方を使っている。デッキの一貫性をいくらか犠牲にすることで、Wishによって4枚目のLife from the Loamや単体除去など、多くの便利なカードにアクセスできるようになっている。
Brianのリストの方が強いと思うし、もし自分が使うなら、利口でありたいしイカレたBurning Wishを使いたいのでたぶんPatのデッキよりBrianのデッキの方を使うだろう。だが、これから何度もトップ8フィニッシュを果たす可能性が高いのはPatの方だろう。

アグロローム増加のメタゲームを予測するなら、打ち倒すためにはいくつかの方法がある。
1つ目に、コンボを使うこと。コンボに対しては、このフォーマットの他の全てのデッキ同様、ノーチャンスだ。
2つ目は、Spell Snareのようなカードは、ロームのマナカーブが2マナに集中しているため強力だ。
3つ目は、墓地対策カードで、特にExtirpateはLoamエンジンを止める有効なサイドボードカードだ。Loamを追放してしまえば、こちらと同じ条件でライブラリトップをプレイし、クリーチャーをプレイする戦い方をしなければならない。
Blood Moonでマナベースを狙っても大きな効果を挙げる。基本土地とMox Diamondは使用できるが、色拘束が非常に強いデッキで、毎ターンLoamを2回プレイされるようなことは無くなる。



次回は43Land
先日、ヘギーさんのところ(http://spangles.diarynote.jp/200912120059398060/)で独楽について触れられていて、ヘギーさんのコメントも4surさんのコメントもとても参考になったので少し独楽に付いて考察してみます。

コントロールデッキにTopが積まれるようになったのは、Topが繰り返し使えるBrainstormだと考えられたからです。(シャッフルできないPonderと見た方が良いとは思いますが。)
The SourceのDeck to Beat板で各種コントロールデッキのスレッドを見ても、「ReusableなBrainstormが弱いはずはない。Brainstormが入るデッキにはTopも入る」という主張がほとんどでした。

LandstillというデッキにおいてBrainstormとTopの枚数は
1.4xBrainstormTop、0xTop
2.4xBrainstorm、2xTop
3.3xBrainstorm、3xTop
の3種類です。
3番目は少し特殊で、ほとんどがサイドボードにCounter Balanceが取られています。
通常は、やはりインスタントであり青いスペルであるBrainstormが優先されるようであり、そのことからもTopは追加のBrainstormという位置づけで使用されているようです。

Landstillをプレイしている感じるのですが、Landstillは「特定のカードを引きたい」という時は大抵「この状況であのカードを引けば勝つ」という状況です。(大抵はHumilityかCrucible of Worldsといった枚数の少ないカード。ElspethやDecree、Mishraなどは必要な時に引ける枚数が入っています。)
そのため、欲しいカードを手に入れるためにはWishからのTutorという戦略が採用されていることが多いです。

逆に、「このカードを引かなければ負ける」と言う場合に多いのは「Spell Snareは3枚、Swords to Plowsharesは4枚、Wrath of GodとEngineered Explosivesは合わせて5枚入ってるのにTarmogoyfが出てきて処理できない」と言うような状況です。
こういった場合に、特定のカードを引くためにBrainstormやTopをプレイするのですが、どちらかというと「あるカードをサーチする」のではなく「それぞれのカードを引く確率を期待値に近づける」と言った方がいいような気がします。
文章が下手なためうまく表現できている自信がないのですが、Top起動、フェッチ起動、Top起動とやってもデッキに1枚しか入っていないCoWは見つかりませんが、合計9枚入っているStP、WoG、EEは見つけられる、と言うことです。
ドローのランダム性をある程度軽減し、引けるはずのカードを引かずに負けるのを防止するとでも言えば良いのでしょうか。

Counter-Top系のデッキにおけるTopはCB-Topコンボの必要要素なので、さらに追加のBrainstormであるPonderについて考えてみます。(シャッフルできるTopとして見た方が良いとは思いますが。)
元々はCBとTopを揃えるためのサーチという面よりもボードに干渉するためのカードを引けずに負けるのを防止するという面の方が強かったのではないでしょうか。CTGやBaseruptionはLandstillやRockに比べてボードに干渉するカードが少なく、除去やブロッカーを引けなかったりブロッカーへの除去をカウンターできないと押し負けてしまうためです。
サーチするのであれば、素直にTutorを使った方がいいはずです。(CBとTopが揃ってしまえばTutorで失ったアドバンテージは勝敗にほぼ関係なくなります。)

特にPonderはTopと同じライブラリトップを並び替える能力がドロー質の向上・特定カードのドロー機会増加に貢献する上、ライブラリをシャッフルできる能力はTopやBrainstormと非常に相性が良いです。
そのため、PonderとBrainstormでデッキに4枚入っているTopとCBを、Topを引けているならTop、Ponder、Brainstormと組み合わせることでCBを引く確率を上げてくれるという副産物を、負けないためのカードを入手するためのライブラリ操作がもたらしてくれたと考えられるのではないでしょうか。(一方が主で他方が副とかではなく、両方の目的のために組み込まれたシステムかもしれませんが。)

以上のように、4surさんのコメントのように、Topはビートダウンに負けないための保険と見て良いのではないかと思います。
ですが、コントロール同士の対戦では、ゲームが長引きドローの回数が多くなるにつれドローの質の優劣は差がなくなり、Topの効果も薄くなるのではないでしょうか。
コントロール同士の対戦ではドローの質よりもドローの量とカード1枚1枚の単純なパワーの勝負になるでしょう。

うまくまとまりませんが、Landstillに限れば、ボードに干渉するカードが十分にありビートダウンに有利ならばTopは無くても良いのではないでしょうか。
現状では、Zoo相手にはWishで十分、Merfolk相手にはサイドボード後も含めてTopがあった方が安心だと思いますが、Topを使うならFetchが6枚以上欲しいです。
使用したデッキ

No-Still
Main deck 60

Land 24
4 Flooded Strand
1 Arid Mesa
1 Scald Tarn
4 Mishra’s Factory
2 Wasteland
1 Academy Ruins
4 Tundra
2 Volcanic Island
1 Plateau
2 Island
2 Plains

Counter magic 10
4 Force of Will
3 Counterspell
3 Spell Snare

Removal 12
4 Swords to Plowshares
4 Lightning Helix
3 Engineered Explosives
1 Humility

Library manipulation, Draw 9
4 Brainstorm
4 Jaca Beleren
1 Enlightened Tutor

Win condition 5
2 Elspeth, Knight-Errant
2 Decree of Justice
1 Crucible of Worlds

Side board 15
4 Red Elemental Blast
3 Blue Elemental Blast
3 Pyroclasm
1 Dismantling Blow
3 Relic of Progenitus
1 Tormod’s Crypt

仮想敵はZooを中心としたビートダウンとCTGなどのカウンタートップ。
JaceとHelixがLightning Bolt1枚分のアドバンテージを取ってくれる。
メインに単体除去を増量したのでWrath of Godはなし。
サイドは赤Blast青BlastがあるのでFirespoutより1マナ軽いPyroclasm。Rishadan Port、Wasteland、Cursecatcherの存在を考えると1マナ軽いことが重要だと判断したため。


Round1 4c Loam without Wish
Game1 Brainstormと除去満載で白マナの出ないハンドをキープしたらそのまま白マナを引かず終了。Loamを引かない相手のTarmoやKnightに殴り殺される。
何となくキープしてしまったのが失敗。キャストできないスペルが多く、明らかにマリガンミス。
Game2 やはりLoamは引かれないが、こっちも4枚入っているGraveyard hateを引けずにTarmo、Knightに殴り殺され負け。Jaceで引いても4連続Fetchとかヌル過ぎました。独楽って強いですね。

Round2 Counter Sliver
Game1 1対1交換を繰り返し、たまにExplosivesでアドバンテージを取り、JaceからElspethにつないで勝ち。
Game2 要所でExplosivesやPyroclasmをFoWされて負け。
Game3 1ターン目にMox、Mox、水晶。2ターン目筋力3ターン目筋力4ターン目筋肉とかで負け。

Roud3 Bye

Round4 5c Loam
Game1 早々にLoamが回り始めたので投了。
Game2 WastelandからTutorでCoWのMana Denial PlanからGraveyard hateにつなげ、Jaceでずっと引き続けてElspethで勝ち。
Game3 1ターン目Mox、Loamスタートされるも、返しにRelicで事なきを得る。
Graveyard hateとJaceが強くて勝ち。

Round5 4c Baseruption
Game1 序盤からTopとFetchで手札を整えられるが、こちらの除去とHumilityで相手のConfidantに引かれずに済み、Explosivesで2体流したりCoWを着地させたりでアドバンテージを取る。
終盤にCounter Balanceが通ってしまうが6マナサンバースト2でExplosivesを通したりで勝ち。
Game2 2ターン目のCounter BalanceをREBでカウンター。針でMishraを止められたりExtirpateでStPを抜かれたりするが、相手の引きがだいぶ弱く、こっちはカウンターや赤Blastを引けていたのでJaceを通してアドバンテージを重ね、DoJサイクリングのトークンで勝ち。

3-2(Byeがあるため実質は2-2)
以下感想
・Jaceは強い。
・Wrath of Godは無くてもいい。
・火力の入っていないデッキ相手だとHelixはイマイチ。Path to Exileが欲しい場面(TarmogoyfやKnight)が多かった。
・隣のゲームを見ていて、1ターン目のAncestral Vision待機は強そうだった。でも2枚目以降はPonderの方が強そうだった。
・土地はやっぱり24枚。調整段階ではArid Mesa、Lightning Helix、Jace BelerenがTopx2、Forbidでしたが、先手で土地3枚で止まったり青青が出なかったりでFetchを1枚足した。Forbidが活躍する場面ではForbidが無くても勝っていることが多く、抜けた。
・Topは・・・空きがあれば入れたいが、Zooと調整をしていてTopよりもHelixやJaceを引いた方が嬉しいため上のリストになった。
・相手が薬瓶をプレイせず、DredgeでもコンボでもないならStandstillはデッキに入っていても良い。

Standstill

2009年12月11日 レガシー
やっぱりZooやゴブリンを相手に調整しているとStandstillが不要。
序盤さえしのげばアドバンテージは後で回収できるので、軽い1対1交換のカードを増やしてStandstillを抜いた方が戦える。
現在はNo-Stillで調整中。
No-Stillで勝てなければ、カナスレかドレッドスティルかアメリカにデッキを変える。
投稿日時 Today, 01:40 AM
以下簡単に翻訳

mb:
4 flooded
1 delta
1 marsh
4 tundra
1 scrub
1 sea
3 island
3 plains
3 mishra’s
1 dustbowl
1 ruins
1 dragon

4 force of will
2 counterspell
4 spell snare
3 standstill
3 top
3 brainstorm
4 stp
1 path
3 ee
2 wog
1 humility
2 elspeth
2 decree
2 wish
1 disk

sb:
1 rod
1 pulse
1 pate
1 e tutor
1 beb
1 path
4 e.p.
3 counterbalance
1 relic of progenitus
1 tormod


R1 Bloodghast Dredge (LED-less)
G1 WishをリムーブしてForceでBreakthroughをカウンター。相手はそこから失速。
重要な場面でドローステップ中にExplosivesでソルジャートークンを破壊してBridgesを3枚追放、Humilityを出して勝ち。

Plagueを4枚、Tutor、Path、Crypt、Relic、Extirpateをサイドイン
G2 相手ダブルマリガンするが、きっちり動き始める。が、発掘が無い。
Plagueで2体のBloodghastを殺すが、ターン終了時にChain of Vaporでバウンス、メインでTherapyで落とされる。さらにTherapyフラッシュバックで2枚のForceを落とされる。
PathでBloodghastを両方追放し、かわりにテンポで勝つ選択肢はつぶれる。
相手ターン終了時にDiskを起動してNarcomoebaを除去、FactoryをElspethで強化して何とか削り切る。


R2 8Manland Faerie/Wizard (with Vial)
G1 このマッチアップはDustbowlとゲームのコントロールを安定させた方が勝つ・・・普通にやると40分かかって。Spell Snareは値千金。
まあ、そういった手札を引いて勝った。残り3ライフでDecreeで4体、Decreeで5体とつないで勝ち。

G2 残り時間は5分だったので、あとはごまかすだけ。Plague、Path、Tutorを入れてPulseとExtirpateを残す普通のサイドボーディング。成功。


R3 EVA Green (メインにExtirpate4枚)
G1 SinkholeとWastelandで島とTopだけにされてしまう。しかし相手はクリーチャーをプレイできず、こっちはExtirpateを3回食らい(Mishra、Decree、Elspeth)、Standstillで引いてもTopで見ても9回連続で土地を引く。
相手はやはりクリーチャーが無く、こっちはやっとDragonをドローして勝ち。

G2 デッキがG1より回り、ドローも基本土地、Spell Snare、単体除去と良い。
相手はChokeをプレイするが、ターン終了時にフェッチでScrublandを調達、DragonサイクリングでTundra調達、メインでExplosivesを3でプレイして破壊。
Elspethで勝ち。


R4 4C Threshold UGwr
G1 相手は自身なさそうだったので、たぶんこのマッチアップを経験したことが無いんだろう。
相手はChacklesをプレイし、こっちはStandstillをプレイ。数ターン後にTopをキャストされて3枚ドロー。
TopにスタックでWishからRay of Distortion。相手はマナフラッドで手札が少なかったのでTopをCounterspell。
完全にボードコントロールを握ってからElspethとDiskをキャスト。Decreeをサイクリング+Elspethの3つめの
能力+Diskで勝ち。

サイドインはPathとBlast
G2 Explosivesを2で2枚キャストされるが、Standstillを2枚サイドアウトしていたので了承する。
CounterbalanceをSnareするなどして、Elspethを出したら相手は何も出来ず勝ち。

R5 Mono Red Goblin
G1 相手は先手でスムーズな立ち上がり。VialからPiledriver、Chieften、Ringleaderとつなげられる。
Humilityで固め、4ライフでElspeth、Mishraでボードを掌握して勝ち。

Plague4枚、Tutor、Blast、Pathをサイドイン
G2 相手は遅い手札をキープしたが、Blood Moonが刺さった。Explosivesを引けず、手札にPlague3枚抱えて死亡。

G3 Topスタート。Piledriverをプレイされるが、相手の土地はBadlands2枚で止まり、両方Dustbowlで破壊。
土地を2枚引かれるが、相手の山、Piledriverに対して土地5とPlagureでボードコントロールは掌握。
Plague3枚とElspethで勝ち。


感想
今のメタだと(Lnadstillには)Counterbalanceを入れるスペースは無い
Plague4枚は良い。Extirpate1とTutor1も。
CounterbalanceとExtirpate以外のサイドボードは全部使った
Dragonは3枚目のDecreeだったスロットにピッタリ。このまま使う
4枚目のSnareとメインに1枚のPathは、Snare3+Counterspell3にするより強い
Jupiter Games 9/14: 8th Place with UWb Landstill by RogueMTG(http://www.mtgthesource.com/forums/showthread.php?t=15554

土曜日の出来事についてちょっと記憶がぼやけてる。というのも、日曜の夜からずっと具合が悪いんだ。対戦したみなさん、事実に反している記述あったら許してね。
もし、間違っていることがあって訂正して欲しいと思ったり、自分が忘れてしまった対戦相手の名前を知っていたら教えて欲しい。

自分たちが会場に着いたのは10:30、自分はUWb Landstillを持って、AmberはGoyfsligh、相棒のTravisはCountersliversにWinter Orbを突っ込むという狂ったチューニング。実は、友人のKelly(Travisのガールフレンド)がイベントで働いていたんだ。
1回戦目のペアリングが発表されるという時に、Landstillをスランプから抜け出させられると思って興奮していたんだ。前回のトーナメントでは3連勝のあとの3連敗でガッカリな3-3フィニッシュだったからね。


リスト
メインデッキ
4 tundra
1 underground sea
3 flooded strand
3 polulted delta
1 scrubland
2 island
2 plains
1 swamp
3 mishras factory
3 wasteland
1 academy ruins
4 standstill
3 brainstorm
2 fact or fiction
4 force of will
3 counterspell
3 spell snare
4 swords to plowshares
3 engineered explosives
2 wrath of god
1 humility
1 crucible of worlds
2 senseis divining top
2 elspeth knight errant
1 decree of justice
1 eternal dragon
サイドボード
2 vindicate
2 duress
3 meddling mage
2 negate
1 counterspell
1 ajani goldmane
2 relic of progenitus
2 path to exile



Round 1: Ben with Canadian Threshold

Game 1: 長い1ゲーム目に何とか勝つことが出来た。さっさとTopを出せたことで土地が途切れず、相手の送り出すクリーチャー全てに対して回答を探すことが出来た。
実際には、自分がまだ2,3枚の手札を残している時に相手は手札が空で、Eternal Dragonでさっさとゲームを終わらすことが出来た。

Game 2: Spell Pierceをたっぷりとサイドインされたようだ。そのうちの何枚かとこちらのPath to Exile何枚との交換が行われたと思う。
1ターン目のMangooseに対するExplosivesはStifleされてしまい、CrucibleもElspethもカウンターされてしまい、さっさと殴り切られてしまった。

Game 3: 速攻で殴られ、準備を整える前にライフを6まで削られてしまった。
複数のFactoryを手に入れて要塞化して支え、焼き殺されないように相手の赤マナソースを破壊した。
不幸にも時間切れになってしまい、お互いに追加ターン中に相手を倒すことが出来なかった。

結果 分け(1-1-1) 累計(0-0-1)

1回戦目で引き分けるのは大嫌いだが、どうにもできない



Round 2: Zach Tartell with Tendrils

対戦相手が、その日が誕生日だと教えてくれた。1ゲーム目のためにシャッフルして誕生日プレゼントとしてデッキを相手に渡した後で、デッキチェック。
相手は、1回戦目に負けたらしく、下当たりしたってことだね。

デッキが戻ってきて、追加時間は12分。シャッフルしなおしてゲーム開始。

Game 1: 相手がプレイしているデッキはわからず、自分がキープしたのは除去、Standstill、土地があってForceのない、普通に良い手札だね。
相手はデュアルランドから最初の3ターンでBrainstormを3回、Pomnderを2回プレイした。
こっちはFactoryで1回攻撃。相手はコンボ開始、LEDをカウンターしたけど相手の手は止まらず、IGG’sで取り戻された。たぶんカウンターさせるつもりだったんだろうね。

Game 2: カウンターとDuress、Mage、Ajaniを全部サイドイン。Swords、Wrath、Humility、EEを1か2サイドアウト。
Force2枚と土地という固い手札をキープ。相手は早めに仕掛けてきたけどForceで消しとめElspethを送り出し、Ajaniでサポート。ライフゲインしながら4/4飛行で攻撃。
相手はLotus Petalプレイ、サクリファイスしてSSGを2/2で場に出し、Ajaniに向かって攻撃。
Ajaniが死んだときにはライフは30を越えていて、引いていた2枚のDuressでOrim’s ChantとInfernal Tutorを捨てさせていた。
相手はBrainstormや何かをどうにかプレイした後、刻印無しでChrome Moxをプレイし、1,2ターン延命するために土地だけでTendrilsをプレイしたけど、そのままこっちが勝った。

Game 3: またまたForce、Duress、Mageというおかしな手札を引き当てる。
1ターン目DuressでスタートでLEDを落とし、残った手札はRite of Flame2枚、Tutor、土地数枚。
2ターン目にMageでRite of Flameを指定。相手は他にマナ生成スペルが無かったし、こっちはカウンターを持ってたからね。

結果 勝ち(2-1) 累計(1-0-1)



Round 3: 名前を思い出せない with Bant Survival

Game 1: 相手は森からNoble Hierarch、2ターン目にTopとSurvivalをキャスト、Forceしようとしたが相手のForceが突き刺さってしまう。
自分のターンにWastelandをプレイして、マナ事故プランを取ることを決意。Tropical IslandをWastelandしてHierarchにSwordsを撃ち込み、相手に残されたのは森1枚だけ。
相手はSurvivalを起動してHierarchを入手するが、相手がマナベースを整えようとするたびに壊してやった。
ついにHumilityとElspethを場にそろえ、相手は土地を何枚か見つけることが出来て墓地のWonderによって飛行を得た1/1を何体かキャストした。
でも、こっちの兵士達と2/2Factory達を止めることは出来なかったね。

Game 2: 全然思い出せないけど、きっと時間切れだったろうね。

結果 勝ち(1-0-1) 累計(2-0-1)



Round 4: Team Unicornの誰か with Merfolk

Game 1: Aether Vialに押しつぶされてしまった。Explosiveしようとしたけどカウンターされてしまった。

Game 2: Path2枚(もっとサイドに用意しておくんだった)、Vindicate2枚をサイドイン。除去はいいものだ。
1ターン目Cursecatcher、2ターン目Cursecatcher、3ターン目大げさに守られたVial。何も出来ずに負けてしまった。

結果 負け(0-2) 累計(2-1-1)



Round 5: Tivon with Dragon Stompy

Game 1: 相手のクリーチャーには全て対処できた。そのうちHumilityが出て、相手の5マナ1/1クリーチャーはElspethに全く歯が立たなかったね。

Game 2: Blood Moonをいくつか破壊した意外はGame 1と同じ展開。Boilが解決されたけど、遅すぎたしこっちの土地を3~4枚吹き飛ばしただけだった。

結果 勝ち(2-0) 累計(3-1-1)



Round 6: The Fat Man with UGB Intuition/Depth

Game 1: こっちの序盤のStandstillをカウンターされ、Dark confidantを出されてしまう。そのConfidantは死ぬ前にお互いのライフを4持って行き、相手の手札にSmotherを2枚もたらした。
相手はこちらのエンドにIntuitionをキャスト、こっちはスタックしたFact or Fictionで除去を何枚か入手し、Intuitionを解決させ、公開されたのはLoam、Dark Depths、Volrath’s Strongholdで、Depthsを手札に入れさせた。
ターンが戻ってきたところでHumilityをキャストし、相手のコンボとその他の勝ち手段を無効化した。
そのうちElspethを引いてきて勝ち。

Game 2: Game 1とほとんど同じ。HumilityにスタックしてElspethのカウンターをHexmagesで取り除かれたけど、Humilityはそのまま残ったのでFactoryとDecreeからの5体の兵士で勝った。

結果 勝ち(2-0) 累計(4-1-1)



Round 7: Jamied with UWb Landstill ミラーマッチ

Game 1: 予想通りの長いゲームになった。ElspethやFactoryを巡って一進一退の攻防を繰り広げ、ついに相手が伝家の宝刀、Extirpateを抜く。SwordsがExtirpateされ、Factory合戦で大きなアドバンテージを奪われてしまった。
お互いにTopを駆使しつつ、どちらのライフも少なくなった。
相手にCrucible of Worldsを出されてしまうが、Explosivesで対処でき、RuinsにはWasteland。
早くゲームを終わらすために自分もCrucibleをプレイしたい。相手はFactoryの道をこじ開けるためにこっちのトークンに対してExplosivesを3枚使ってしまっているんだ。
やっとFactoryを引いてきてプレイ出来たときには残りライフは自分が4で相手が9。
相手が唯一のFactoryで攻撃してきたのでFactoryでブロックしようと起動。Swordsが飛んでくるがForce。もう一枚Swords。Topでライブラリを確認、Standstill、Brainstorm、Wasteland。Topで手札に入れてもう一枚Force(これでライフは2)。
女性が1人やってきて、何やら起こっている様子で相手に何か囁いてから歩いていってしまった。相手は3枚目のSwordsを見せてから、「帰らなきゃならなくなったから、君の勝ちでいいよ」と言われる。
何があったのかはわからなかったけど、勝ちでいいと言うんだから応じておいた。

そのまま続けてても、次のターンには1枚きりのFactoryをWastelandしてCrucibleをプレイできたし、こっちが勝っていただろうね。
まあ、Magicをやらせてくれる自分の彼女には感謝だ。

結果 勝ち(トス) 累計(5-1-1)


Round 8: Louis with Natural Order Bant

Game 1: シャッフルを終えたところでまたもやデッキチェック。相手は、拡張カードのことをジャッジに咎められるんじゃないかと心配していた。
2人とも20分以上、隣のゲーム眺めながらDredgeがどれだけ嫌いか文句を言う以外にすることがなかった。
やっとジャッジが戻ってきて、相手に対して説明することがあると言って彼を連れて行き、戻ってきたときにはちょっと打ちひしがれているようだった。
デッキ登録ミスでゲームロス、さらには勝利手段がなくなったらしい。

Game 2: 相手は1ターン目Noble Hierarchスタート。こっちはTop。Progenitusを書き忘れたのか聞いたら、否定した。
そのうちに自分がElspethをプレイし、相手はNatural OrderでDryad Arborをサクリファイス。彼はうんざりした様子で、Progenitusを書き忘れてデッキから抜かれたことを認めた。
そしてRhox War Monkを場に出し、「これで勝ってたんじゃない?」と言った。Monkをトークンでブロックし、彼は投了。
正直に言うと、MonkじゃなくてProgenitusだったとしても、WrathもHumilitiyも持っていた。

こんな勝ち方は好きじゃないけれど、2回もデッキチェックを受けてみると、デッキリスト提出前に3回見直した自分を褒めてやりたいね。

結果 勝ち(2-0) 累計(6-1-1)


トップ8 22ポイントが1人と19ポイントが8人。8位でトップ8に残った。もう少しではじかれるところだった。

Ben Lukas with 43 Land

Game 1: 相手は5枚になるまでマリガンし、こっちは3ターン目にWastelandロック完成。相手は即投了。

Game 2: 何を入れ替えたか覚えてないけれど、たぶんサイドボードを間違えた。
Elspethをプレイできていればこっちが有利になったのに、4枚目の土地をずっと引けなかった。
こっちのデッキに基本地形がなくなるまでGhost Quarteringをまわし続けられて投了。

Game 3: 序盤からTopを出し、基本地形でWastelandをかわし、RelicとCrucibleで体制を整えたが、タップアウトした隙にCambleからAncient Grudgeを持ってこられてどちらも破壊されてしまった。
Loamをとめることが出来ず、カウンターすることで何ターンか稼いだが、それでもこっちはタップしっ放しのためなんら有効なスペルをキャストできなかった。
死んでしまう前のターンに、ライブラリトップにはRelicとWasleland、あいてはMonasteryとFactoryをコントロール。
ヤケになってCrucibleをRuinsで戻そうかとも思ったが、そうしたら死んでしまう。不機嫌にドローし、Relicを出して起動、墓地を消してWastelandを引く。Wastelandを出して起動・・・対象は次のターンにこっちのライフを0にするFactoryではなくてMonastery・・・
疲れていたのか、何かの理由で相手がこっちのFactoryをタップしないと考えていたのかも。どちらにしろ勝てなかったが、それでもそのプレイで2ターン生き延びることが出来た。


結局8位で終え、Tundra4枚を獲得。Amberと自分は唯一開いていたショップでいかがわしい食べ物を手に入れ、眠るために家へ帰った。

相殺が進化してきたのなら、Landstillも進化させればいいじゃない。

Wild NacatltかQasali Pridemageとか
単体除去を増やせばいい。
11月の立川レガシーではWrathを抜いてPathを2枚入れた。メインデッキの除去は4xSwords、2xPath、3xExplosives。
序盤の動きを軽くなり、ビートダウン相手に戦い易かった。
ビートダウン相手のWrathは、ElspethとFactoryがあったり、Factoryが複数ある場合に相手は数を並べざるを得ず、そこでのWrathはカードアドバンテージ云々ではなく勝負を決定付けるカードだった。
でも、相手よりカードを多く引けている場合、デッキに十分な数の単体除去とExplosivesがあればWrathでなくてもどうにかなる場合が多いと感じた。
クロックパーミッションやマーフォーク相手には軽い単体除去の方が強いし。

Path to Exile
TarmogoyfもDreadnoughtも入ってなければ関係ない。むしろLandstillも使える良いカード。

Standstill不要論。
以前に書いたことがあるけど、強い場面もあるけど、弱い場面、弱いマッチアップが多い。
代わりとして使うのはJace Belerenが良い。あまり強くないと言う意見も聞くけど、書いてあることは『あなたの対戦相手は次のうちから1つ選ぶ。「あなたは毎ターン1枚追加でカードを引いても良い」「対戦相手が選ぶ、対戦相手がコントロールするクリーチャーかスペルから次にあなたに与えられるダメージを軽減する。カードを1枚引く」』で、かなり強い。Zoo相手に即焼かれても十分強い。
Ancestral Visionは、やはりすぐに引けないのが厳しい。Landstillはデッキ全体で対応力を高める構成になっていて、個々のカードは局面局面で効果が低い場合も多い。それをStandstillでカードを引き増すことで解消している。
局面にあった効果のカードを手に入れるためには、VisionよりはTopの方が強いと思う。

Mana Denial Strategyが強くない
Stifleもmana denial strategyも大好きで、以前はSpell SnareとStifleのどちらを使うかいつも迷ってた。
でも今はPathを使うからStifleは使わない。
DreadstillタイプならStifle使っていいと思う。日本の関東では基本地形が少なくフェッチが多い傾向があると感じている。
Stifle4枚とWasteland4枚入ってるだけで有利なマッチアップが依然としてあると思う。
Wastelandは、相手のFactoryやVolrath’s Stronghold、MerfolkのMutavaultを壊すのに必要。

Merfolkの数が多い
Zooがんばれ。

Dredgeの人気が依然として高い
Reanimateも含めて多い。でも、Landstillに限った話じゃなくて、メインで有利なデッキってないし。サイドボードに枚数割くしかない。

Tarmogoyfとか
元々デッキに入ってない。Dreadstillタイプは、Counter/TopかSpellstutter Spriteでどうにか。


removal 11
4 Swords to Plowshares
2 Path to Exile
3 Engineered Explosives
1 Nevinyrral’s Disk
1 Humility

draw 9
4 Brainstorm
3 Jace Beleren
2 Senseei’s Divining Top

counter 9
4 Force of Will
4 Counterspell
1 Forbid

utility 3
2 Cunning Wish
1 Enlightened Tutor

win con 5
2 Decree of Justice
2 Elspeth, Knight-Errant
1 Crucible of Worlds

land 23
1 Academy Ruins
4 Mishra’s Factory
2 Wasteland
4 Flooded Strand
2 Polluted Delta
4 Tundra
1 Underground Sea
1 Scrubland
2 Island
2 Plains

side 15
1 Pulse of the Fields
1 Dismantlin Blow
1 Ravenous Trap
2 Extirpate
2 Blue Elemental Blast
1 Circle of Protection: Red
2 Relic of Progenitus
1 Tormod’s Crypt
4 Engineered Plague
Wherefore art thou, Landstill? では、Landstillはどうなの?

私がレガシーについて書くと、私が今までにLandstillについて言及したことがないために、Landstillは既にメタゲームの重要な位置にはいないのだ、とコメントする人が必ずいる。
それに対して私は、自分は大規模トーナメントの結果から読み取れるものについて書いているだけだ、と返答してきた。
昨年と今年上半期は、特にヨーロッパにおいてLandstillはメタゲーム支配層のうちの1つだった。
アメリカにおいてもCounter/Topとのハイブリッド型であるDreadstillは最高級のパフォーマンスを発揮した。
明らかに、何かがこの2つのデッキの今年の流れを変えてしまったのだ。特に、Landstillは地図を見失ってしまった。
この2つのデッキに関する限り、これほどまでに劇的に眺望を変化させるような、一体何が起こったのだろう。

1.Wild Nacatlの存在。Goyf Slighのようなかつてのアグロデッキはゲームに勝つためにバーンスペルに頼る必要があったのだが、DreadstillはCounter/Topロックを確立することで焼き殺されないようになった。
BorosやDark Borosのようがその他のアグロデッキは、クリーチャーの遅さ故にTarmogoyfやEngineered Explosives、Spell Snareでカウンターする事で簡単に凌ぐ事が出来た。
しかし今や、ZooはKird ApeとWild Nacatlという、CounterbalanceやStandstillの前に出てくるクリーチャーを有し、さらにこれらはSpell Snareをかわし、最序盤ではDazeでカウンターするのが躊躇われる。
もしLandstillやDreadstillがFirespoutやEngineered Explosivesで一層するのであれば、Zooはバーンスペルを降らせて虐殺を始めるだけだ。

2.Qasali Pridemageの存在。2ターン目にWild Nacatlに4点削らせるだけではなく、Zooにメインデッキから以前には無かったCounterbalanceの対処法を与え、さらにそれは高速Dreadnoughtへの対抗手段にもなる。
他にもCrucible of WorldsやMishra’s Factoryも破壊することが出来る。

3.Path to Exileの存在。Swords to Plowsharesは、アグロデッキを使用しているのであれば明らかに12/12クリーチャー処理のための最適の選択ではなく、Path to ExileはZooにDreadnoughtに対する別の回答、こちらはバーンスペル3~4枚を自ら無駄にしなくていい、を与えてくれ、相手のTarmogoyfに対してもより優れた対処法なのだ。

4.Standstillにはもはや優位性が無い。使用人口の多いZooとMerfolkは、Standstillを不利益なものに変えてしまう。
MerfolkはAether Vialを使うことでStandstillが出ていようがクリーチャーを追加できるし、Zooは序盤からDreadstill/Landstillに後手を踏ませ続けることでStandstillを無駄カードにさせることが出来る。


5.StifleとTrickbindは相手の立ち上がりを妨害する点において以前ほど信頼できず、Wastelandが減っているという事実もある。
Zooはフェッチランドを使っているが、3枚の土地があれば機能するし、1枚か2枚の土地で機能することさえある。
Merfolkは、色をタッチしている場合しかフェッチランドを使っていないし、その場合にも十分な数の基本地形を入れている。
この2つのデッキはTrickbindやStifleで妨害することが難しく、Wasteland戦略に対して使う基本地形も入れている。
Zendikarでのフェッチランド追加はZooやBantのWastelandへの耐性を向上させた。

6.Merfolkの数が多い。Counterbalance/TopデッキがMerfolkの主な狙いだったのだが、Landstillも当然その攻撃をまともに受ける。
Merfolkはカウンター合戦も行え、自分の方にしかない妨害手段も使え、さらにはカウンターをかいくぐれるAether Vialも有している。
たくさんの「ロード」がFirespoutのような全体除去を無効化してしまう。

7.Dredge戦略が依然として人気上昇中。いつだってDredge増加は青いデッキにとっては悪い要因だが、その青いデッキがメタゲームの変化による攻撃に身をさらしているならなおさらだ。

8.Tarmogoyfがどこにでもいる。Tarmogoyfを勝利手段として頼っているデッキは、それ自体がディスアドバンテージである。なぜならこのフォーマットでTarmogoyfはみんなが使っているから。
コンボ以外のほぼ全てのデッキがTarmogoyfを使い、その強さも理解されてるためにほぼ全てのデッキがそれに対する回答も用意しているのだ。


決してDreadstillやLandstillが悪いデッキだと言うつもりは無いし、実際に悪いデッキではない。
本当に悪いデッキと、メタゲームの結果望まない位置に追いやられた良いデッキとを較べると、両者の間にはとんでもなく広い隔たりがある。DreadstillやLandstillは後者だ。

来週の記事:私は11/7日曜のレガシートーナメントに参加した(Alternate Universety Blue Bellでの初のLegacy Showdown)。
そのトーナメントの様子を来週の記事にしようと思う。そして、このトーナメントで優勝したのは、他でもないLandstillなのだ。




以上で翻訳終わり。次はLandstillのトーナメントリポート(http://www.mtgthesource.com/forums/showthread.php?t=15554)の予定
The Evolution of Counter/Top カウンタートップの進化

「少しずつ異なったバリエーションの中で有用なものだけが残る、この原理を自然淘汰と呼ぶ」――チャールズ・ダーウィン
(※訳注  どこかからの引用ではないので間違ってるかも。でもそんなに意味は違わないはず)

これまでに挙げたトーナメント結果から、多くの結論を得られる。
まず1つ目は、レガシーにおけるCounter/Topデッキの死亡宣告は、少なくともアメリカにおいては時期尚早だということだ。
今年アメリカで開催されたレガシーイベントで100名以上のプレイヤーが参加していたものでは、5月のJupiter Games tournament(このトーナメントはMerfolkが支配していた。当然グランプリの結果を受けてのメタゲームによるものだろう)を除いて、トップ8のうち少なくとも2人はCounter/Topデッキだった。
このことからわかるのは、大規模のレガシートーナメントで勝とうと考えたらCounter/Topに対するプランが無いとダメだということだ・・・ヨーロッパにいるのでなければ。

2つ目は、Counter/Topデッキが、弾力性のある戦略だということを示した事だ。
GP Chicagoで見られたような、単体除去と全体除去を積んでZooやMerfolkに対するゲームプランを獲得したBUGタイプはまだまだ健在だ。
Dreadstillは、今年の初めほどの結果を最近では残せていない――ZooがDreadnoughtを処理できる手段をメインに8枚積むようになったからだ。
しかしZooは、Counter/TopがDreadnoughtからNatural Orderに代えてより良い結果を残し始めているのだが、そのProgenitusに対する回答を有していない。
Bantタイプが採用したRhox War Monk(そのデッキにCounter/TopあるいはNaturarl Orderが入っていても、入っていなくても)と、それまで多くのCounter/Topデッキに見られたThoughtseizeやDark confidiantといったカードの不採用が、アメリカでのレガシーメタゲームでZooへどれだけ影響があったのかを示した。

また、Counter/Topデッキは、メタゲームが比較的定まっておらず広漠としていたとても早い時期から、広範囲に戦えるデッキとしてデザインされた。
Dreadstillは好例で、CounterbalanceとTopに、ドローエンジンとしてStandstillを、マナ否定としてStifle、Trickbind、Wastelandを、相手の脅威をカウンターするためのSpell Snare、Daze、Force of Willを有していた。
戦略的には、このデッキはGP Chicagoでの先駆者NassifとLSVのデッキと同じで、隠れる場所の無い戦場で生き残るための弾力性を持たせるための構築だ。2人の先駆者のデッキは、Chicagoでのミラーマッチというメタゲームのために特徴的な構築が施されてはいたが。
今では、Counter/TopデッキはZooやMerfolkの存在を認め、それに合わせてデッキを適合させなければならない。
彼らはあるデッキに狙いを絞り、特定のカードをかわしたり抹殺しようとしている。
顕著な例としては、Rhox War MonkはZooに対して効果的だ。同じように「理論上は良いカード」(Dark ConfidantやThoughtseizeのように)は、実際には今のレガシーメタゲームとは少しズレていて、デッキから外されてきている。

ダーウィンが証明してくれるだろう。


Effects on Merfolk and Zoo マーフォーク、ズーへ及ぼす影響

今年の終わりぐらいまでなら、レガシー環境の動向について2つ3つの予言が出来るだろう。
アメリカでは、上に挙げたトーナメント結果のうち衝撃的な事実の1つは、今年の下半期(5月に行われたニューヨークでのJupiter Games tournamentをMerfolkが席捲して以降)でMerfolkがほぼ完全にトップ8から閉め出されているということだ。
Merfolkは、今年議論されてこなかった戦略で、ほとんどCounter/Topのために存在したと言っていいのだが、一方で数多いレガシーデッキの全てに対してしっかり戦える戦略だ。特に、Counter/TopやANTのようなStormコンボデッキに対して有利だ。
これらのデッキについては、おそらくGP Chicagoに向けて最も多く議論が重ねられただろうし、その議論の成果も出ただろう。

Stormデッキの欠如がメタゲームの大きな一面を作り上げ、Zooが最も一般的なデッキになったためにCounter/Topの数が減りつつ戦略をZooに合わせて行った中で、アメリカでの大きなトーナメントにMerfolkを持ち込むという選択は、理想的とはとても思えない。
ある意味、MerfolkはGoblinと同じ立ち位置にいる(GoblinのほうがZooに対してMerfolkよりはまだ戦えるが)と言え、さらにGoblinはDredgeに対して有利だ。
しかし、GoblinはStormなどのコンボデッキに対して辛い。

Zooが、今年上半期にCounter/Topが占めたような位置をリードするだろう。
Zooは、自身のデッキタイプの存在を認識し、ミラーマッチのためにスロットを割き始める必要があるだろう。
おそらく、ZooはUmezawa’s Jitteをずっと使うだろうし、もしかしたら、アグロデッキ同士のマッチアップで非常に強力なKitchen Finksのようなカードも見かけるようになるかもしれない。

ヨーロッパでは、Stormが確固たる結果を残し続けるだろうが、Counter/Topは戦略としては全く結果を出せないだろう。
これは、ヨーロッパでは、Merfolkが良い結果を残しているためにMerfolkを使用するプレイヤーの割合が多いためだ。念を押すが、理論的にMerfolkはStormに対して有利なのだ。
同じように、ヨーロッパではアメリカよりもAggro Loamの人気が高く、戦略としてもZooに対して有利だ。これが、ヨーロッパでBant、Storm、Aggro Loamが多い理由で、そのことがZooを減少させており(アメリカと違い、この状態が続いている)、そのためにMerfolkはアメリカよりも戦略として優位な位置にいるのだ。
インターネットでデッキを探す時のために、このことを頭に留めておくといいだろう。




次は、じゃあLandstillはどうなったの?というお話
昨日 The SourceのDTB Tempo Thresh板に投稿されたもの
Spell Pierceの使用感について記述があったので。



昨日のLotusイベント、参加者45名。メモを取らなかったので簡単なレポート。
デッキの変更点はサイドボードのDisruptをSpell Pierceに、Krosan GripをTormod’s Cryptにしただけ。
(※訳注 投稿者の元デッキは見つからず。特に触れてないので、おそらく一般的なCanadian Thresholdだと思われます。どのリストもバウンス枠以外の58枚は不動だし)

Round 1: Belcher
2-0
Spell Pierceサイコー。

Round 2: Ichorid
2-0
Game 1 先手で相手のディスカードエンジンをDaze。3ターン目にTarmogoyfをプレイし、Tarmogoyfと2枚のバーンスペルで勝ち。
Game 2 相手は1ターン目ディスカードのため後手を選択。しかし、発掘内容は貧弱。こっちの手札はTarmogoyf2枚とPyroclasmキープで、Pyroclasmを使うこともなく勝ち。

Round 3: Mono U Painter/Nought
2-1
Game 1 Dreadnoughtブッパされ、バウンスなくて終了。
Game 2 Ancient TombからのDreadnoughtブッパ。相手が持っているのがTrickbindだろうと読んでDazeすると・・・正解。
相手のAncient TombをWastelandし、Chrome MoxをStifle、キャントリップスペルを全てSpell PierceとREBで弾き、マナを縛り続けて勝ち。
Game 3 カウンターだらけの手札をキープ。こちらにNimble Mongoose、相手に2枚の土地とPainter、Grindstoneという場で相手のキャントリップスペルとSDTを全てPierce、REBして3枚目の土地を引かせず勝ち。

Round 4: Bant Tempo Threshold
2-0
Game 1 Wasteland2枚とStifle1枚引き、相手は土地しかプレイできずに勝ち。
Game 2 相手の1枚目の土地に対してWasteland、それをStifleされかけるがFoWして、相手は2枚目の土地を引けずに勝ち。

Round 5: UW Landstill(チームメイト)
どちらもトップ8に残れるのでトス。

Round 6: ミラーマッチ
ID

Top 8: UW Landstill(チームメイト)
Game 1 2ターン目と3ターン目に2/3のTarmogoyfをプレイし、相手のライフを9まで削る。
相手はMoatをプレイ、場にはFactoryを2枚とFaerie Conclaveを3枚。
2ターン後、MoatをWipe Awayして相手のライフを3まで落ち込ませる。
相手はMoatをプレイしなおしてターンを返したところでLightning Bolt、対してのCounterspellには2枚のDazeで勝ち。
Game 2 PierceがBrainstorm,Standstillに対して非常にいい仕事をしてくれ、Mangooseに対してのEngineered Explosivesを3枚のFoWで弾く
次のターンに対処できないBaneslayer Angelを出されて負け。
Game 3 ひどいゲーム。MangooseとTarmogoyfスタートに対してFactory数枚と裏向きのExalted Angel。表返すための2つ目の白マナソースがない。
Tarmogoyfを2/2とFactoryでダブルブロックされ、2枚目の裏向きのAngelをプレイされる。
2/2とFactoryに対してMangooseで攻撃、FactoryでブロックならStifleするつもりだったが、スルーされる。
ついに2枚目の白マナソースを引き当てられ、攻撃されるがLifelinkをStifleし、Mangooseで攻撃。
Angelでの攻撃をWipe Awayし、再キャストをFoW。ExplosivesでMangooseを葬られ、2枚のConclaveの攻撃でお互いのライフが3に。
デッキには3枚のLightning Bolt。BoltかBoltを掘るためのPonderかBrainstormを引く必要があり、ライブラリトップをテーブルに叩きつけると・・・Lightning Bolt!!

Top 4: Goyfless Aggro Loam
2ゲームとも相手にとって不運で、どちらのゲームでも複数のTarmogoyfと複数のDaze、相手のWastelandに対して十分な枚数のStifle引けた。
こっちがTarmogoyf2枚とMangoose1枚を場に出した後でX=1のChaliceをプレイ(そのChaliceに対して、Threshold+Tarmogoyf参照用としてMangooseをプレイして墓地に落とした)以外に何もさせなかった。

Finals: Mono-Red Goblins
2-1
Game 1 1ターン目Lackeyへの回答がなかったため、Fire/Ice、キャントリップ、土地のある普通ならキープすべき手札をマリガン。
マリガン後の6枚はさらに良い手札だったが、TarmogoyfをStingscougerされたテンポ喪失が大きくて負け。
Game 2 さっさとTarmogoyfを2枚並べ、相手のクリーチャーに対してDazeとFoW乱れ撃ちで勝ち。
Game 3 相手が、相手のメインにアンタップ状態の土地に対してWastelandするという致命的ミス、それに対してStifle。
こっちのアップキープにやっていたら、Stifleせざるを得なく、相手のターンに2枚目のWastelandでこっちの唯一の土地を破壊できたはず。
実際相手は2枚目のWastelandを起動したが、それに対しBrainstormでき、3枚の土地を確保できて有利に。
相手にWastelandし返して、Tarmogoyfを2枚並べて相手のスペルには全てDaze。

Spell Pierceサイコー。

続き②

2009年11月29日 レガシー
Master of Geddon, 6/21/09
5位 Marco Doldi
Counterbalance
Md
4 SDT
3 Shackles
4 Confidiant
4 Tarmo
4 Trygon
4 CB
4 BS
4 Daze
4 FoW
4 StP
2 Island
4 Strand
4 Delta
4 Tropi
3 Tundra
4 Sea
Sb
1 EE
1 RoP
1 Crypt
2 EP
1 Enlightened Tutor
2 Extirpate
3 Hydro
2 KG
1 Mystical Tutor
1 Perish

MarcoのデッキはGP ShicagoでのNassifやLSVと似ているが、Trygon、CB、SDTをメインに4枚フル、Shacklesもたっぷり積んでいる。


1位 Andrea Milillo
Counterbalance
Md
1 Crucible of Worlds
1 EE
2 SDT
2 Dreadnought
2 Sower
4 Tarmo
3 Trinket
4 CB
4 still
4 BS
3 Daze
4 FoW
4 Stifle
1 Trickbind
3 Island
3 Strand
4 Mishra
3 Delta
3 Tropi
2 Volca
3 Waste
1 Ruins
Sb
2 Needle
1 RoP
1 Crypt
1 Dreadnought
1 Trygon
2 BEB
2 KG
1 Pyro
1 REB
3 Firespout

Andreaは、Tarmoを4、Sowerを2、CBを4、SDTを2。彼も2枚のDreadnoughtを積んでいて、これは、ヨーロッパで良く使われるようになっているBantタイプ(StPとTrygonが積まれている)と同じ様な進化だろう。
Andreaがサイドボードに用意したBEBとFirespoutが、アメリカとはとても異なったメタゲームを示唆しているので、このイベントでトップ4にゴブリンが2人(トップ8なら3人)入ったことを記しておこう。


Legacy Champs 2009, 8/15/09
8位 Ben Steiner
Counterbalance Progenitus
Md
4 SDT
4 Noble Hierarch
3 RWM
4 Tarmo
1 Trygon
4 CB
4 BS
4 Daze
4 FoW
4 StP
1 Progenitus
3 Natural Order
2 Ponder
1 Forest
1 Island
2 Strand
2 Delta
4 Tropi
3 Tundra
4 Windswept
1 Dryad Arbor
Sb
2 EE
2 RoP
2 Crypt
2 Trygon
2 BEB
2 Hydro
3 KG

Benが使用したはUGWのC/TにNOとProgenitusを加えたもの。彼はPonderを2、RWMを3、Trygonを1積んでいる。
このリストでは、まず4枚ずつのCBとSDT。そしてPtEではなくStPを使うなど、Philadelphia $5Kでトップ16に入った同じタイプのデッキから色々流用している。
特に記しておきたいのは、このデッキがMisty Rainforestの影響を強く受けるだろうことだ。Zendikar前はDeltaが使われていたスロットに、デッキを強烈にブーストするDryad Arborをサーチできる追加のフェッチとして入れ替えられるだろう。


7位 Devon Ducummon
Counterbalance
Md
1 EE
3 SDT
4 Confidiant
4 Tarmo
2 Trygon
4 CB
4 BS
3 Daze
4 FoW
3 Smother
3 Snare
4 Ponder
3 Thoughtseize
1 Island
1 Swamp
2 Strand
4 Delta
4 Tropi
3 Sea
3 Waste
Sb
1 EE
2 Sower
2 Threads
2 BEB
3 Extirpate
2 Hydro
3 KG

Devonのリストは下のTimothyのデッキに似ている。また、SDTを3、CBを4、メインにTrygonを入れ、PutrefyやPernicious Deedは採用していない。


5位 Timothy Hunt
Md
3 SDT
4 Confidant
2 Sower
4 Tarmo
4 CB
4 BS
3 Daze
4 FoW
2 Putrefy
3 Smother
4 Stifle
3 Thoughtseize
2 Island
1 Swamp
2 Island
1 Swamp
2 Strand
4 Delta
3 Tropi
4 Sea
4 Waste
Sb
1 Sower
3 Leyline of the Void
3 Deed
3 BEB
2 Hydro
3 KG

TimothyはBUGのC/T。GP Chicagoでよく見られたタイプで、Daze、FoW、Thoughtseize、Confidant、Stifleを積んだ構成だ。
このデッキはCBを4、SDTを3で構築されている。このリストから、CBとSDTのエンジンが回りだすまで生き延びるための(SmotherやPutrefyといった)単体除去を追加し、マナ妨害への弱さを避けるために色を少なくするというメタゲームの変化を読み取れる。
彼はメインでSowerを2、サイドにDeedを3用意している。彼はこの後Philly $5Kにも同じリストで参加し、Charlotte $5Kでは全く同じデッキがトップ4に入っている。


Ovino 4 (Milan), 9/12/09
トップ8に相殺デッキなし


Charlotte $5K, 9/13/09
6位 Oliver Russ
Dreadstill
Md
2 EE
2 SDT
3 Dreadnought
3 Trinket
3 CB
4 still
4 BS
4 Daze
4 FoW
1 Mystical Tutor
4 Stifle
2 Trickbind
1 Seat of the Synod
5 Island
2 Strand
4 Mishra
4 Delta
1 Tundra
1 Volca
3 Waste
1 Ruins
Sb
1 RoP
1 Crypt
3 Lyline of the Void
4 Threads
2 Pyro
1 Gaea’s Blessing
3 Pyroclasm

Oliveが使用したのはBUR Dreadstill。サイドボードのために赤をタッチし、緑は切った(そう、Tarmoなしだ)。
また、EEをより強くし、StPを持っているように見せかけるためにTundraを1枚入れている。


4位 Joe Leigh
Countertop Goyf
Md
3 SDT
4 Confidant
2 Sower
4 Tarmo
4 CB
4 BS
3 Daze
4 FoW
2 Putrefy
3 Smother
4 Stifle
3 Thoughtseize
2 Island
1 Swamp
2 Strand
4 Delta
3 Tropi
4 Sea
4 Waste
Sb
1 Sower
3 Leyline
3 Deed
2 BEB
3 Hydro
3 KG

Joe Leighが使用したのはTimothy Huntが2009 Legacy Champsで使用したデッキと同じ。


Philadelphia $5K, 10/11/09
9位 Vincent Pau
Counter Top Progenitus
Md
4 SDT
4 Hierarch
4 RWM
4 Tarmo
2 Trygon
4 CB
4 BS
3 Daze
4 FoW
4 StP
1 Progenitus
3 NO
1 Forest
1 Island
1 Plains
2 Strand
4 Misty
4 Tropi
2 Tundra
2 Volca
2 Windswept
1 Dryad Arbor
Sb
2 EE
2 RoP
2 Crypt
1 Trygon
3 BEB
2 KG
3 Firespout

Vincentが使用したのはUGWで4枚ずつのCBとSDTに3枚のNOとProgenitusを足したもの。
トップ8は逃したものの、Legacy ChampsでBen Steinerが使用したデッキ(後で述べるが、Johnathan Mosierも使用)よりも自分の好みだ。
このデッキはPonder(NOをサーチするための他の手段も)あきらめ、代わりにCBで3マナのスペルを打ち消し易くするための追加のTrygonと、メタ的に強い4枚目のRWM(もちろん、NOのためにも追加の緑のクリーチャーは便利だ)を入れている。
Vincentも、サイドボードのために赤をタッチ。

5位 Timothy Hunt
Counter Top Goyf
Md
3 SDT
4 Confidant
2 Sower
4 Tarmo
4 CB
4 BS
3 Daze
4 FoW
2 Putrefy
3 Smother
4 Stifle
3 Thoughtseize
1 Forest
2 Island
1 Swamp
2 Misty
4 Delta
2 Tropi
4 Sea
4 Waste
Sb
1 Sower
3 Leyline
3 Deed
3 BEB
2 Hydro
3 KG

既に挙げたLegacy Champsで使用したものと同じ。


4位 Johnathan Moiser
Counter Top Progenitus
Md
4 SDT
4 Hierarch
3 RWM
4 Tarmo
1 Trygon
4 CB
4 BS
4 Daze
4 FoW
4 StP
1 Progenitus
3 NO
2 Ponder
1 Forest
1 Island
1 Strand
4 Misty
2 Delta
2 Savannha
4 Tropi
1 Tundra
1 Windswept
1 Dryad Arbor
Sb
2 EE
2 RoP
2 Crypt
2 Trygon
2 BEB
2 Hydro
3 KG

Legacy ChampsでのBen Steinerのデッキを使用。


Bourgoin-Jallieu, 10/17/09
トップ8に相殺デッキなし





デッキリスト部分がやっと終了。
相殺デッキなのでマナカーブも一緒に見るべきなのですが、面倒なので省略。
元の記事にはちゃんとマナカーブも記載されています。
Grand Prix: Chicago, 3/8/2009
12位 Rich Shay
Dreadstill
Maindeck
2 Engineered Explosives
2 Sensei’s Divining Top
2 Phrexian Dreadnought
4 Tarmogoyf
2 Trinket Mage
3 Counter Balance
3 Standstill
4 Brainstorm
2 Daze
4 Force of Will
3 Spell Snare
4 Stifle
1 Trickbind
2 Ponder
3 Island
3 Flooded Strand
4 Mishra’s Factory
2 Polluted Delta
3 Tropical Island
3 Volcanic Island
3 Wasteland
Sideboard
2 Relic of Progenitus
1 Tormod’s Crypt
2 Ancient Grudge
2 Blue Elemental Blast
1 Hydroblast
2 Krosan Grip
1 Pyroblast
1 Red Elemental Blast
3 Firespout

RichがプレイしたのはBUG Dreadstilにサイドボードのため赤を足したもの。このリストではCBは3枚でSDTは2枚。彼はこの後6月に行われたBoston $5Kでも同じようなデッキを使用する。


10位 Luis Scott-Vargas
Counter Top Goyf
Md
4 SDT
2 Vedalken Shackles
4 Dark Confidiant
2 Sower of Temptation
4 Tarmo
2 Trygon Predator
4 CB
4 BS
3 Daze
4 FoW
1 KG
4 Swords to Plowshares
2 Ponder
2 Island
4 Strand
4 Delta
3 Tropi
3 Tundra
4 Underground Sea
Sb
3 EE
1 RoP
2 Crypt
1 BEB
2 Hydro
2 KG
2 Perish
2 Thoughtseize

LSVのリストはほとんどNassifのものと同じで、1枚カードだらけのサイドボードでは無い。4色(赤無し)のC/TデッキでStPのために白をタッチ、Shackles、Sower、Trygonをメインに入れている。LSVはCBとSDTをそれぞれ4枚フル投入し、メインから 1枚のKGを使用。


2位 Andy Probasco
Counter Top Goyf
Md
1 EE
1 Pithing Needle
4 SDT
2 Shackles
3 Sower
4 Tarmo
3 Trinket
4 CB
4 BS
4 FoW
2 KG
3 Snare
3 Ponder
6 Island
4 Strand
4 Delta
3 Tropi
1 Sea
2 Volca
2 Academy Ruins
Sb
1 Needle
1 RoP
2 Crypt
2 Ancient Grudge
2 Hydro
1 KG
3 Duress
3 Firespout

Andyのデッキも4色C/Tだが、白抜き。赤はサイドボードのFirespoutやAGのために取り入れられている。
AndyもメインにKGを2枚入れており(このことからも、この時期に相殺デッキが環境を支配していたことを理解できる)、CBとSDTをフルセットで投入している。
また、Ruinsを2枚使用。


1位 Gabriel Nassif
Counter Top Goyf
Md
4 SDT
2 Shackles
4 Confidiant
2 Sower
4 Tarmo
2 Trygon
4 CB
4 BS
3 Daze
4 FoW
1 KG
4 StP
2 Ponder
2 Island
4 Strand
4 Delta
3 Tropi
3 Tundra
4 Sea
Sb
1 RoP
1 Crypt
1 Burrenton Forge-tender
1 Energy Flux
1 Engineered Plague
1 Planar Void
1 Threads of Disloyalty
1 BEB
1 Darkblast
1 Enlightened Tutor
1 Hydro
1 KG
1 Umezawa’s Jitte
1 Kataki, War’s Wage
1 Perish

Nassifのデッキは、サイドボードに異なる15枚の1枚挿しカードを使っている以外はLSVとほぼ同じだ(そのサイドボードですら、使われているカードの方向性はLSVのものとほぼ同じだ)。


Annecy, 5/2/09
4位 Stefan Czolk
Counterbalance
Md
1 EE
4 SDT
4 Qasali Pridemage
3 Rhox War Monk
4 Tarmo
2 Trinket
4 CB
4 BS
4 FoW
3 Snare
4 StP
2 Jitte
3 Pomnder
2 Island
1 Plains
4 Strand
4 Delta
4 Tropi
3 Tundra
Sb
1 EE
1 Needle
2 RoP
1 Crypt
3 Hydro
2 KG
2 Path to Exile
3 Gaddock Teeg

StefanはPridemageとRWMの入ったBantバージョンのC/Tを使用した。Trinketで補強し、CBとSDTはフルセット。
基本構造はNatural Orderを使ったC/Tと変わらない。


Grand Prix: Barcelona - Legacy Side Event, 5/24/09
8位 Joan Anton Mateo
Counterbalance Progenitus
Md
3 SDT
4 Noble Hierarch
2 RWM
4 Tarmo
2 Trygon
4 CB
4 BS
3 Daze
4 FoW
4 StP
1 Progenitus
3 Natural Order
4 Ponder
1 Forest
2 Island
1 Plains
4 Strand
4 Tropi
2 Tundra
4 Windswept Heath
Sb
2 Jotun Grunt
2 RoP
2 Back to Basics
3 Hydro
3 KG
3 Gaddock

Joanのデッキは私が大規模イベントのトップ8で探した限りでは、NO/ProgenitusのコンボをBant C/Tに搭載して初めて結果を残したデッキだ。
このバージョンでは、メインに2枚のRWM、2枚のTrygon、3枚のSDT、4枚のCB、そしてPonderを4枚フルで投入している。
サイドボードはとても興味深く、Jotun、Gaddock(おそらくStormデッキ相手にNOで引っ張ってくる)やBtBが使用されている。


Jupiter Games in Vestal NY, 5/30/09
C/Tデッキはトップ8に一人も無し。(特筆すべきはMerfolkがトップ8に3人いたこと)


Earthquake 2, 5/31/09
C/Tデッキはトップ8に一人も無し。


Boston $5K, 6/21/09
10位 Steve Sadin
Counter Top Goyf
Md
2 EE
4 SDT
1 Shackles
4 Tarmo
2 Trinket
4 CB
4 BS
2 CS
4 FoW
2 Intuition
2 Snare
4 StP
1 Life from the Loam
4 Island
4 Strand
1 Lonely Sandbar
3 Mishra
4 Delta
2 Tropi
2 Tundra
2 Sea
1 Wasteland
1 Ruins
Sb
1 Needle
1 Crypt
4 EE
3 Hydro
3 KG
3 Duress

SteveはIntuition、Loam、3枚のMishra、1枚挿しのWastelandを詰め込んだマイナーなUGBを使用。CBとSDTは4枚ずつフル投入。


3位 Rich Shay
Dreadstill
Md
2 EE
3 SDT
3 Dreadnought
4 Tarmo
2 Trinket
3 CB
3 still
4 BS
2 Daze
1 Fire/Ice
4 FoW
2 Lightning Bolt
4 Stifle
1 Trickbind
1 Ponder
3 Island
3 Strand
4 Mishra
2 Delta
3 Tropi
3 Volca
3 Waste
Sb
1 RoP
1 Grudge
2 BEB
1 Hydro
2 KG
1 Pyro
1 REB
2 Submerge
3 Firespout


1位 Scott Blumenthal
Dreadstill
Md
2 EE
3 SDT
3 Dreadnought
4 Tarmo
2 Trinket
4 CB
3 still
4 BS
2 Daze
4 FoW
3 Snare
4 Stifle
1 Trickbind
4 Island
3 Strand
3 Mishra
3 Delta
3 Tropi
2 Volca
3 Waste
Sb
2 Crypt
2 Sower
2 BEB
3 KG
2 Pyro
1 REB
3 Firespout

RichとScottはほぼ同じBUG Dreadstillを使用。RichはCBとSDTをそれぞれ3、ScottはCb4にSDT3。



とりあえずここまで。

Rich ShayはDreadstillを使ってGP ChicagoとBoston $5kでトップ8入り。
相殺と独楽だけでStPとPtEをシャットアウトできるので、Dreadnoughtを戦場に出せば自分のライフが安全である限り相手のクリーチャーを無視できるのは強いですね。

墓忍びの枠にドレッドノートを入れてクロックを確保しつつ色を一つ切る。
Mana Denial Strategy採用することで特定のデッキに対して優位性を持たせる。
Disruption Spellの不足は相殺で補完し、相殺ロックのパーツでもあり複数引いても無駄にならない追加のLibrary Manipulationでもある独楽を使い倒す。
Spot Removalの不足はクロックの大きさでカバー。
行き詰まりとミシュラの黄金コンビまで採用。
単体除去の少なさとマナベースのタイトさを除けば完璧に見え、個人的にかなり好きなタイプのデッキです。

しかし、3色土地21枚でミシュラ3、不毛3でよくデッキが動くなと感心してしまいます。
現在の環境だとMana Denial Strategyは強力で、Dreadstill自身も搭載している戦略ですが、逆に相手のMana Denial Strategyも刺さりますよね。
ごーじゃーさんのところ(http://closer.diarynote.jp/200911250123109798/)に記述があった、Matt Eliasから寄せられたSTAR CITY GAMESの記事(http://www.starcitygames.com/magic/legacy/18265_The_Long_Winding_Road_Darwinism_on_Display_Legacy_Counterbalance.html)。




相殺デッキ死す!と言う見出しが踊っていたけれど、そのニュースはもう届いているかな?
ChicagoとBostonの$5Kトーナメントの後、しばらく相殺デッキがメタを支配するかに見えたが・・・そうでもなくなったようだ。
相殺デッキは今年のレガシー選手権でトップ4にも残れず、CharlotteとPhiladelphiaの$5Kトーナメントでトップ4に残るのがやっとだったようだ。
Doug Linnが彼の記事(http://www.starcitygames.com/magic/legacy/18204_Legacys_Allure_The_Most_Popular_Cards_By_The_Numbers.html)で述べているが、Counterbalanceというカードはかつてのようにトップ8のリストのあちこちで見かけることはなくなるだろう。

相殺デッキを打ち破るためのテストプレイをこれでもかと言うぐらい重ね、いくつもの失敗デッキを壊した上で、「対相殺」だけでなく「相殺がどのように進化するのか」のヒントも得られた。これってメタゲームの一種じゃないか?

相殺デッキについては、これまでANTのように数多くの議論が重ねられてきたが、もはや相殺デッキは廃れてしまったのだろうか。
徹底的に対相殺戦略を突き詰めるべきなのか、それともメタから相殺を切るべきなのか。

一体どっちが良いんだろうね?

Morphling.de and Deckcheck.netを使えば、3月のGP Chicagoから始まりレガシーのあらゆるトーナメントが100人以上のプレイヤーによって投稿されているのを見ることが出来るし、トップ8に残った(GPやSCG$5Ksなどの大きなトーナメントの場合はトップ16までの)あらゆる相殺デッキをチェックできる。
この記事の先に、そういったデッキのリストと概要、投稿先へのリンクを記しておいたので、それらに目を通してもらえればきっと、今年全体のレガシー環境での戦略としての相殺デッキの進化の軌跡を追えるだろうし、トップ8の全てのデッキについて考察する気があるならば、アメリカでのMerfolkデッキやヨーロッパでのBantデッキの隆盛と衰退についてもその軌跡を追えるだろう。
では、記していこう。





面白いので、全部読んでから気が向いたら続きも訳してみます。
今度はRozhonがマリガンする番だ。Liはキープ。

Rozhonは強い動きを見せる。Underground SeaからThoughtseize。島、Wasteland、Cursecatcher、Silvergill Adept2枚、Stifle、Dazeの手札からCursecatcherを選択。
Liは最初のドローで代わりのCursecatcherを引き、そのままキャスト。そして良い笑顔。
さらにMutavaultからのSilvergill Adeptと続ける。
Rozhonはマリガンのディスアドバンテージを取り返そうとSDTを駆使するのだが、LiはRozhonの頭上にUnderground SeaへのWastelandというハンマーを振り下ろしてから2枚目のSilvergill Adept。

Rozhonが使えるのは、島1枚とSDT1枚のみ。ターンを終える前にSDTを1回起動。ここでLiが大きく動く。2体のSilvergill Adept、Mutavault、Cursecatcherでこうげき、7点のダメージを与えたのだ。これでRozhonの残りライフは7となり、猶予は1ターンしか残されていない。

アンタップした後、SDTを起動しようとするが、これにStifle。続いてのLotus PetalはDazeされる。さらにLotus PetalからChrome MoxにThoughtseizeを刻印。MoxからのマナでDark Ritual。そしてそのうち1マナをSDTの起動に使用するが、ライブラリトップからは何も見つけられず投了。

この2人のプレイヤーは、ゲームを終えカードを片付けながらやっと、いつの間にか中国のエクステンデッドプレイヤーZhiyang Zhangが3ゲーム目に勝利していたことに気付いた。Bo liがBenjamin Rozhonを2-1で破り、中国のチーム戦優勝を勝ち取った。
再びLiはマリガン。Rozhonはキープ。
Liは最初の2ターンでクリーチャーをプレイできず、Rozhonは1ターン目にBrainstorm、フェッチでプチコンボしようとするが、これはStifleされる。
RozhonはChrome MoxからDark Ritual、Thoughtseizeをキャスト、公開された手札はSpell Snare、Daze、Silvergill Adept、島で、そこからSilvergill Adeptを落とす。
その後数ターン2人ともドローして土地を置く事以外に行動出来ず、その間に隣で
エクステンデッドをプレイしていたZhiyang Zhangが2ゲーム目を落とし、カードを片付けたのだった。
Liはついに、神経質に全ての土地をタップさせMerrow ReejereyでStandstillを壊した。返しのターンでRozhonから手痛い仕返しは何も来なかったばかりか、Liは次のターンにはWake Thrasherを追加し、Merrow Reejereyの能力のおかげで、何かあった場合にSpell Snareをキャストするための島をアンタップできたのだ。
Rozhonは大きなクロックに身をさらされ、直ちにコンボを開始できなければWake Thrasherによって倒されてしまう。
Rozhonは、5枚の手札でDazeとSpell Snareを無理やりかいくぐれるか試すよりも、少なくとも手札が7枚になるまで待つことを選択した。
LiはLord of Atlantisを追加し、クロックをさらに強大化、11点の攻撃を通す。これにより、Rozhonに残されたのはたった1ターンのみ。
Rozhonはどうするのか?果たして彼が既に確認しているDazeとSpell Snareをかいくぐるだけで十分なのか?
RozhonはアップキープにMystical TutorでInfernal Tutorを積み込む。
そのシャッフル中に、Benedikt Klauserがスタンダードの2ゲーム目をWu Tongから奪う。
RozhonがThoughtseizeから勝負を仕掛ける。
公開されたのはSpell Snare、Spell Snare、Mindbreak Trap、Daze。
とてもかいくぐってコンボを決められる手札ではなく、Rozhonは無駄な努力をせずに投了。

これで、スタンダード、エクステンデッド、レガシーの3マッチともが3ゲーム目に突入。LiとRozhonは、照明の下で汗をかいていることを笑いあった。
Game1
BenjaminがプレイしているのはAd Nauseam Tendrilsの名で知られるレガシーの強力なコンボデッキ。手札を増やしてマナソースをプレイして致死量のTendrilsで終わり。
実際、Game1の1ターン目に2枚のDaruk RitualからAd、マナソースとMystical Tutorを引き込み、3分でゲーム終了。

Game2
2人とも遅い立ち上がり。Janはマナベースの構築を進められたが、それもBenjaminがDuressをキャストするまで。
BenjaminはさっさとコンボをスタートさせようとDark RitualからDuress。しかしそこには3枚のOrim’s Chantが。残った2マナでDark Confidiantをキャスト。コンボパーツを集めてこられるが、スタートするにはChantを引き込んでこなければならない。
コツコツ殴りながらSDTとConfidiantのコンボで手札を固めていく。2方面からプレッシャーだ。一方は、戦場のクリーチャーへの対処を強要、もう1方はその後でのコンボへの対処。
BenjaminはCabal RitualからミニTendrilsへつなごうとするが、そこにChant。
BenjaminはSDTとConfidiantのコンボでプレッシャーをかけ続け、Steve SadinがFlash Hulkを駆ってGrand Prix-Columbusを制した、コンボデッキのプランBを思い起こさせる。
しかし、JanがTnedrilsを対象にExtirpateをキャストしたことで、プランBは終了。
それでも、Confidiantが生き残れば、力押しで勝ち切る望みはあるが、所詮は2/1、すぐに対処されてしまうだろう。
2/1クリーチャーは、毎ターンただただレッドゾーンに突入し、相手のライフを2ずつ奪っていく。
Janは解決策を見つけられない。手札を駆使し掘り進めて行くが、解決策も勝ち手段も探し当てられなかった!
オーストラリアチームが意外な勝利!しかも1ターンキルとバックアップ手段の2種類による驚くべき勝利だ!
Game1
CursecatcherがBo liを導くが、対戦相手のTom Van Lamoenが1ターン目にBrainstormをキャストした時に、Cursecatcherの能力を起動しないことを選択。
Tomは次のターンにSDTをキャストし、Boがアグロ側としてゲームの主導権を握りるためにキャストしたLord of Atlantisに対してSpell Snareでカウンターを試みる。これに対してBoはCursecatcherの能力を使う以外の選択肢は無く、Lordを戦場にねじ込む。
BoはWake Thrasherというファッティをキャスト。この1/1クリーチャーは、Lordのおかげで2/2の島渡りとなるだけでなく、毎ターンパーマネントのアンタップによりかなり大きくなるはずであった。が、Tomがこの強大な3マナのカードに対しCounterspellを握っており、結局戦場にいるのはLordのみ。
2匹目のマーフォークロード、Merrow ReejereyがBoのマーフォークの隊列に加わる。これは、Boの強大な攻撃陣を形成し、そればかりかさらにMutavaultまでも戦場に追加し、Tomの首を絞める腕を対戦相手が解いた場合は強烈に報いるStandstillまでもが参加。
Boにとってアンラッキーだったのはこの動きでタップアウトしてしまったことで、その隙にTomはMoatのキャストに成功。LegendsのこのカードはBoのアタックを完全にシャットダウンし、Kevin Groveが満足げにうなずくだけの価値のあるものだった。「いいね!」とこのオランダチームのキャプテンは愛英混ざった訛りで鼓舞した。
このエンチャントはBoをゲームから締め出し、彼は時折マーフォークをプレイしながら手札にカウンターを溜め込んでいた。このことは、彼がMoatを排除することが出来ればその瞬間に対戦相手を倒せると言うことを意味していたし、実際に彼はMoatを排除することが出来るのだ。ゲームはスペルの応酬へと到達し、彼はついにカウンター合戦に勝利した。
Boはギアを入れ替え、危険なまでに薄くなったライブラリの枚数を数え始めた。彼はStandstillをキャスト。Standstillのトリガーを巡る争いをするのではなく、Tomをライブラリアウトさせられるのかどうか面白くなってきた。
Tomは勝利手段を戦場に出さざるを得ず、試みたもののElspethはカウンターされ、そればかりか突然このゲームに勝利する責任を負わされてしまったのだ!
明らかに少なくなった残りライブラリから、解決策を探し出せなければ、ドロー出来ずにゲームに負けてしまうのだ。
Tomは勝ち手段であるAngelトークンを2体出そうとDoJをキャストするが、Curscatcherに阻まれる。さらにElspethをキャストするが、Boはこのプレインズウォーカーに対して大量のカウンターを準備していた。
Tomのライブラリに勝ち手段は残っておらず、あとはただライブラリが削れて行くのを見守るのみで、ライブラリが0枚になったところで投了した。

Game2
Boは2枚のWastelandでTomのマナを詰まらせ続け、その間にMerrow Reejereyを忍び込ませる。
Tomは2枚のStPを使って、Merrowと次のターンにWake Thrasherを処理したが、すぐにStandstillと2枚のMutavault、そしてLord of Atlantisに直面してしまった。
さらにBoは複数枚のカウンターとStifleという強固な解決策を手札に抱えて構えている。
このオランダ人プレイヤーは、なすすべもなくなってしまった。

彼が潮目を変えるまでもなく、チームメイトがStandardとExtendedでそれぞれ敗れたとの情報がもたらされた。

中国2-0でオランダを破り決勝進出!

< 35 36 37 38 39 40 41 42

 

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